地熱発電の開発促進へ、国が掘削調査し支援…多額の費用や地元との調整を肩代わり
地熱発電は、太陽光や風力に比べ、天候に左右されずに24時間安定して稼働できる再生エネとして、純国産の「ベースロード(基幹)電源」になると期待されている。政府は30年度に電源に占める割合を1%とする目標だが、現状では0・3%にとどまる。再生エネに占める割合もわずか1・4%にすぎない。
次期エネルギー基本計画で定める40年度の電源構成では、地熱発電の拡大などで再生エネが現計画の「36~38%」から引き上げられ、火力発電を初めて上回る見通しだ。