リニア期成同盟会の総会 静岡県知事が変わり開業は早まるか 来賓議員「反対同盟会ではなく促進同盟会」
一方、今年に入り、トンネル掘削工事で地下水が流れ出し、井戸が枯れるなどの水問題を抱える岐阜県の古田肇知事は… 岐阜県 古田肇知事: 「こうしたいろんな課題が出てくるのは、やむを得ないが、いったん立ち止まって一つ一つ見直していく。急がば回れという精神が大事だと思っている。もう1つは、地域の皆さんとの信頼関係、関係者相互間の信頼関係を大切にしていくことが大事。急がば回れ、信頼関係を大切にこの2点を大事にしっかりと前に進んでいきたい」 期成同盟会の会長を務める愛知県の大村秀章知事は… 愛知県 大村秀章知事: 「できる限り早期に東京ー名古屋間を開通して、そして引き続き大阪まで全線開業をさらに、早期に進めていければと思う。今後とも連携しつつ、1日も早い全線開業に向けて進んでいきたい」 総会では、早期全線整備に向けて、協力することなどが決議されました。
今回の総会でまとめられた要望では、工事が進んでいない静岡工区について、国とJR東海が、工事の早期着手を図り、開業時期を示すことが盛り込まれました。 総会を終えた一行はその後、国土交通省を訪問。斉藤鉄夫大臣に要望書を提出しました。続いて岸田総理を訪問。要望書を受け取った岸田総理は「国家プロジェクトとして1日も早い全線開業に向けた取り組みを進めていく」と語りました。 全線開通に関し、JR東海の当初計画では、2045年となっていましたが、政府は3兆円の財政投融資を行い、最大8年間の前倒しを図っています。 今回、岸田総理は現行の想定時期のもと、リニアの整備が適切に進むよう、必要な指導と技術的な支援を行うとしており、今回の指示によって、全区間で開通に向けた動きが加速するのか、今後の動向にも注目が集まります。
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