「完璧主義を手放す」には?仕事を1人で抱えこむ前に同僚に任せる方法
「少しずつ委任」すればいい
完璧主義の人は、委任も含め、(通常は自分で課した)高い基準を満たすことができないと思ったら、タスクをずっと先送りしてしまう場合もあります。 でも、Wilding氏は、プロジェクト全体を他人に引き渡す必要はないと言います。 小さなことからはじめて、何らかのタスクをほかの人に任せるという思考に慣れるために時間を取ればいいのです。 以下は彼女のアドバイスです。 最初に、委任できるリスクの少ないタスクを選ぶことからはじめます。 1週間追跡してみて、任せる相手を決めます。タスクは次のようなものがいいでしょう。 •管理的で単調で、自分でやると時間がかかるタスク •簡単に教えることができる、単純で反復的なプロセスのタスク •自分が持っていない専門的なスキルセットを必要とするタスク
「何」だけではなく「どのように」も任せる
委任というのは、何をやるかを相手に伝えることだと思うかもしれませんが、Wilding氏は、完璧主義の人は、タスクの達成方法を決める権限を他人に与えるという観点からも委任を捉えるべきだと述べています。 完璧主義者の人は、厳格で完璧主義的な考え方と、タスクを達成して結果を出すためには『正しい』方法は1つしかないという仮定を手放さなければなりません。 ──2021年6月1日の記事を再編集のうえ、再掲しています。 訳:ぬえよしこ Source: MelodyWilding, Fast Company
ライフハッカー・ジャパン編集部