人気ホストは“女性” 「女の子が好き」 ジェンダーレスの時代に「いけるかもしれない」とキラキラ世界に飛び込んだ26歳
(客 20代) 「めっちゃ、かっこいい!(一葉さんが)かっこいいと思って、自分も髪を切った」 (客 30代) 「言われないと(女性だと)分からなかった。すごくすてきな方」 女性である一葉さんを指名で、店に来る人も。一葉さんに「友人とイチゴ狩りに出かけた話」から「安い化粧品の話」、さらに「生理の大変さ」まで、いろいろなことを話します。 (一葉さん指名で来店した客) 「その時の出来事とかをしゃべって、メンケア(メンタルケア)みたいな。人としていいなと沼っていった」 指名した女性の恋愛対象は男性。しかし、一葉さんの人間性にひかれて、店に通うようになったのだとか。 営業終了後も一葉さんは、お礼や次の誘いの電話、LINEなど、長い時間をかけてお客さんに連絡を送ります。 店での売り上げ順位は33人中5位と常にトップランカーですが、一葉さんはそれでも満足できないと話します。 (ホスト 一葉漣さん) 「目指すのは、どこまでいってもナンバーワン。看板だったり、トラックだったり、名古屋全体を僕で埋め尽くせるくらい、全部の1番になりたい」 ■「最初は“女ホスト”なんて認めないぞという感じ…」 いま男性の同僚は 小学生の時、初めて好きになったのは「女の子」。その後、男性と交際したこともありましたが、女性しか愛せない自分に気付いたといいます。 (ホスト 一葉漣さん) 「元々生まれてからずっと女だと思って生きていたので、性同一性障害ではなくて。女だけど女の子が好き」 一葉さんがホストを選んだ理由は、キラキラした世界が好きで、目立つことが好きだから。元々憧れがあり、女性相手に接客したいと思い、ホストを目指しました。 (ホスト 一葉漣さん) 「僕の中ではめちゃくちゃ普通だが、世間一般的にみたら普通じゃないというのは理解している。時代がジェンダーレスになって、最後のチャンスとして26歳から始めた」 店が閉まった後は、同僚のホストと打ち上げです。仲間のホストたちは、今では女性の一葉さんを自然に受け入れていますが、最初は違ったそうです。