パリ五輪代表を逃した日本記録保持者の鈴木健吾選手(c)東京マラソン財団

◇東京マラソン2024(3日、東京都庁～東京駅前＝42.195キロ) パリ五輪日本代表選考を兼ねる東京マラソンが3日に行われました。マラソン日本記録保持者の鈴木健吾選手は、全体28位でフィニッシュ。パリへの切符を逃し、厳しい表情でレースを終えました。 【画像】記者会見で意気込む鈴木健吾選手 この大会で日本陸連が設定した2時間5分50秒を切った最速選手が代表に内定。日本選手の中では唯一、2時間4分台となる2時間4分56秒の自己ベスト記録をもつ鈴木選手は、27キロ付近で日本人先頭集団から離されます。その後も先頭に追いつくことができず、2時間11分19秒の28位でレースを終えました。 鈴木選手はレース後、「4年間パリに向けてチャレンジしてきたんですけど、それが残念ながらかなわなかった。たくさんサポートいただいたので、この4年間、本当にそこに関して感謝したいなと思います」とコメント。 パリ五輪への思いを「東京オリンピックから、次は僕がパリで代表になるっていう思いで4年間たくさんサポートをもらいながらここまでやってきた」と話す鈴木選手。出場枠は逃しましたが、「なかなかうまくいかない時期もあったんですけど、今日こうしてスタートラインに立ってチャレンジできたっていうことは良かったなと思います」と振り返りました。 次の目標については「まだ決まっていない」とコメントしつつも「走り続けられる限りは走り続けたいと思っています」と話しました。