「とても情けなく、そして悔しく」「本当にプロフェッショナルな仕事をしているのか」FC東京の森重真人がホーム最終戦セレモニーで心境告白
FC東京はどこを目指しているのか?
2023年11月25日、FC東京が札幌戦を終えたあと、スタジアムはブーイングに包まれた。リーグ戦に限らず、カップ戦でも大きなインパクトを残せないまま無冠。この日も1-3で敗戦したのだから、当然の光景だった。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開! ホーム最終戦のセレモニー、ブーイングと拍手が混じる中で、キャプテンの森重真人が挨拶。以下のようなコメントをスポンサーやファン・サポーターに向けて発した。 「まずは今年1年、スポンサー様はじめ、ファン・サポーターの皆様、ご声援ありがとうございました。今季はこのようなシーズンでとても情けなく、そして悔しく思っています。 FC東京はここ数年、親会社が変わったり、エンブレム変更があったり、変化の年を迎えています。FC東京がどこを目指しているのか、それはもちろんリーグ優勝であり、その先にあるアジア制覇だと思っています。 FC東京に関わる全ての人たちがこの目標に向かって、責任を持って仕事をしていくことが必要なんじゃないかと思っています。数年前にここで、このピッチで同じことを言いましたが、本当にプロフェッショナルな仕事をそれぞれがしているのか。僕自身もまた問いかけながら、自問自答しながらその答を自分の行動、あるいはこれからの結果で示したいです。 改めて、今年1年ありがとうございます。まだ最終戦が残っています。一緒に戦ってください」 この挨拶後も、ブーイングと拍手がスタジアムを包んだ。ブーイングを消し去るのは、目に見える結果を出すしかない。 文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【関連記事】
- 【採点寸評|FC東京】ホーム最終戦で痛恨の逆転負け。とりわけ酷かったのが後半で、CB森重に従来の迫力はなかった[J1第33節 FC東京 1-3 札幌]
- 「日本代表の誰々ではなく、今なら『アーセナルの冨安健洋』のほうが何十倍も」酒井高徳が明かす“プロサッカー選手の価値”
- 「リアルな話をすると…」酒井高徳の答が意外すぎてびっくり。サッカーが遊びから仕事に変わったタイミングは?
- 「走れない闘えない努力もしない口先だけは立派な史上最低イレブン」刺激的な横断幕と大ブーイング。異様な雰囲気に包まれた大宮アルディージャの最終戦セレモニー
- 「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」