贈りたくなる&飾りたくなる!「誕生月の花」とその意味を米占星術師が解説
特徴的な見た目で人気のスイレンにはさまざまな品種があり、昼夜を問わず色々な時間帯に開花する。花言葉でいうと、白い品種は純潔と貞節に結びつき、ピンクは友情を、赤は情熱を表すとされる。毎日特定の時間に開花して、花を閉じるサイクルを繰り返すことから、復活と再生を表すという説も。
8月:グラジオラスとポピー
夏真っ盛りの青空によく映えるのが、グラジオラスとポピー。この2つの花は、ともに思い出を称える意味を持つ。 鮮やかなネオンカラーの花をつけるグラジオラスは、強さと愛の両方を象徴するもの。剣のような茎とラッパ状の花弁は、まるで歴史上の英雄を連想させるような力強いビジュアルで、古くから勝利と癒しをもたらす花としても知られている。
ポピーには少し厳かな意味があり、(特に戦争で)亡くなった人々を悼み、愛と悲劇、そして感謝などの意味を持つ花。世界中に生育し、不屈の精神を感じさせる強い生命力を持つ花でもある。
9月:アスターとアサガオ
夏の終わりを感じさせる9月に花開くのが、アスターとアサガオ。多くの花が春~初夏に最盛期を迎えるが、そのあとに見ることができる、美しい花々だ。 ギリシャ語やラテン語で“星”を意味するアスターは、その名のとおり星形のキク科の花。日本では仏花として使われることも多いが、最近では鮮やかでさまざまな色彩を持つ品種も増え、鉢で育てたり、フラワーアレンジメントで使われることも。諸説あるが、フランス革命後の時代に人気が出た品種のひとつであることから、革命を意味する花として知られ、戦死した兵士のほか先進的な芸術家や詩人に敬意を表して贈られることも多かったそう。
日本では夏休みのイメージが強いアサガオは、永遠の愛を象徴する花。毎日花を咲かす姿は、どんなことがあっても愛を貫く信念と、情熱は決して枯れないという約束を意味する。
10月:マリーゴールドとコスモス
日増しに夜が長くなり、寒さを感じ始める10月にぴったりなのがマリーゴールドとコスモス。これらはともに、12月頃まで長期間花を咲かせる強さを持つ花だ。 オレンジやイエローなど鮮やかな色が特徴のマリーゴールドは、さまざまな文化圏で埋葬の儀式に用いられてきた花。そのため、死や悲しみを連想させることが多いが、花言葉としては、生命を祝福するシンボルとして考えられている。