【MLB】チャーリー・モートンが来季も現役続行へ 41歳の大ベテラン メジャー通算138勝の先発右腕
ここ数年、毎年のように引退の可能性が取り沙汰されているチャーリー・モートンだが、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、現在41歳のモートンは来季も現役を続行する意向を固めているようだ。すでに全盛期の力はないものの、2021年から4年連続で30試合以上に先発して規定投球回をクリア。パッサン記者は「三振奪取能力を持つ信頼できるイニングイーターであり続けている。コンテンダーと1年契約を結ぶことになるだろう」との見通しを示している。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 モートンは30代に突入してから全盛期を迎えた遅咲きの投手。メジャー17年間で挙げた138勝のうち92勝は33歳のシーズン(2017年)以降に記録したものである。ブレーブス4年目のシーズンとなった今季は、30試合に登板して165回1/3を投げ、8勝10敗、防御率4.19、167奪三振を記録。全盛期のような先発2番手クラスのパフォーマンスを期待することは難しいが、コンテンダーでもローテーションの4~5番手なら十分に務まるレベルのパフォーマンスを維持している。現役を続行するならば、興味を示すチームは少なくないはずだ。 もちろんブレーブスが再契約を目指す可能性もある。ブレーブスはモートンとマックス・フリードがFAとなり、右ひじの手術を受けたスペンサー・ストライダーは来季の開幕に間に合わないため、ローテーション5枠のうち、クリス・セール、レイナルド・ロペス、スペンサー・シュウェレンバックの3枠しか埋まっていない状況。ある程度計算の立つ先発4~5番手としてモートンはうってつけの存在だろう。 41歳という年齢を考えると、モートン自身もワールドシリーズ制覇に近いチームでプレーしたいはずであり、再建球団のメンター的な役割を受け入れることは考えにくい。アストロズ、レイズ、ブレーブスと強豪チームでプレーしてきたため、ポストシーズンの経験も豊富であり、通算18試合に登板して7勝5敗、防御率3.60を記録。今季のダニエル・ハドソン(ドジャース)のように、現役生活の最後をワールドシリーズ制覇で締めくくるためにもコンテンダーとの契約を希望する可能性が高そうだ。