発見が難しい「すい臓がん」リスク知って対策を 紫色の光で啓発 琉球新報本社ライトアップ 沖縄
世界膵臓(すいぞう)がんデーの21日、那覇市泉崎の琉球新報本社が紫色にライトアップされた。 早期発見が難しい膵臓がんの予防を呼びかけるパープルリボン啓発活動として、札幌テレビ塔、大阪城とともに午後7時に点灯した。NPO法人パンキャンジャパン北海道支部などの主催。 膵臓がんは初期症状がほとんどなく、診断時に症状が進行していることが多い。家族に膵臓がんの人がいることや糖尿病、喫煙、飲酒がリスク因子という。沖縄では死亡数が増加傾向で、死亡率はがんの中でも肺、大腸に次いで多い。 同法人沖縄支部長の島袋百代さんも、夫が膵臓がんの診断を受けた4カ月後に亡くなった。「リスクについて知識を持ち、リスクが高い人は検診時に腹部エコー検査を受けてほしい」と促す。 23日午後1時半~3時には「第4回合同膵がん教室」をオンラインで開く。参加申し込みはパンキャンジャパンのホームページから。 (宮沢之祐)
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