似てる…? 似顔絵で認知症の予防に 大学生が手作り「回想かるた」【長野】
認知症の予防を目的に諏訪市の学生が手作りした「かるた」です。 昭和・平成のスターの似顔絵が脳を活性化する一助となっています。 札幌・ススキノのクラブを中心に活動し、「札幌の森進一」と呼ばれた演歌歌手。 【細川たかしめくり】こちらは、代表曲に「赤いスイートピー」などがある、あのアイドル歌手。 県福祉大学校の学生が介護の授業の一環で作った「回想かるた」です。 描かれているのは、昭和から平成に活躍した歌手や俳優の似顔絵。 読み札には、人物のエピソードやヒット曲などが書かれています。 ■県福祉大学校の学生 「日本シャンソン界の先駆者として知られ、愛称はブルースの女王…」 昔を思い出すことで脳を活性化。認知症を予防するねらいがあります。 学校の公開講座で60代から80代の参加者が実践しました。 ■参加者 「うまく書いたね上手だね」 ■70代 「楽器をやっていたので、いろんな歌手にこんな歌があったなってことを思い出しました。かなり楽しかったです」 当時のスターの活躍を知らない学生も多く、インターネットで画像や経歴を調べて「かるた」作りに挑戦しました。 ■県福祉大学校の学生 「石原裕次郎さん書いたんですけど、鼻が高い方じゃないですか。それをどうしようと思ってハイライト入れてみたんですけど、似てないっていうふうに声をいただきました。この人俳優さんだったんだよとか、地域の方が色々教えてくださったので、初めて知ることとかもあって楽しかったです」 「回想かるた」を通して、世代を超えて交流が生まれています。