年末の片付けは「2年以上着ていない服」から。服があふれるクローゼットから「高い毛皮のコート」を手放せた!【40代の服捨てドキュメント】
変化その(1)洋服約50着、衣装ケースも手放せた!→“どうでもいい服”を買っていた!
「2年以内に買ったものがすごく多くて、妥協して“どうでもいい服”を買っていたんだなと実感してます。適当に服を買うって、自分をぞんざいに扱ってることだなーと感じました。空になった衣装ケース、実は引っ越してきたときに業者の方に壊されてしまったものをそのまま使ってました……やっと手放すことができてうれしいです。さらにクローゼットの奥にサイズオーダーしたラグがあったことにも気づきました!」 HIRUTA’S COMMENT 捨てていくうちに、自分はどういうものを買ってきたかを考えるようになります。「好き!」と思って買っていたはずなのに、適当に買っていたということが発見でしたね。そんな自分に気がつけたとき、「次からは〇〇しよう!」と行動も変わってきます。
変化その(2)高価な「ファーコート」を手放せた!→高いと“手放せない”という思い込みに気づけた!
「これまで断捨離をしても毎回捨てられない服があって、そのひとつがこの毛皮のコート。頂いてからまだ1回も着ていないのですが、高価なものだし、年を取ったら似合うかなと思って捨てられませんでした。でも、今回袖を通してみたら、デザインが古くなっていて、リフォームするにも毛皮なので20~30万かかると聞いて……だったら手放そうと思えました。2年着ていなくても、高価なものだから、気に入っているから捨てられないという思い込みがあったんだと気づきました」 HIRUTA’S COMMENT 高価なものだから捨てられない。今回ちゃんと袖を通し、しっかりとその捨てられないコートと向き合ったとき、着るにもリフォームが必要だと分かったわけですよね。リフォームだけでなく、着ればメンテナンスにもお金がかかるでしょう。特殊素材のコートや時計など、維持するにもお金がかかるアイテムがあります。そこまでしてクローゼットにあって欲しいのか、考えてみるのもポイントです。
好きだった“モードな服”に改めてトライ!
「少しずつ数を減らしていますが、2年以内には袖を通していても、ストレスなく着られる服は少ないなと感じています。まだクローゼットの全体像を把握できていないので、もっと向き合っていきたいです」 HIRUTA’S COMMENT 捨てられないものを前にして、ぜひ考えて欲しいのです。「なぜ私はこれが捨てられないのか」「これを捨てたらどうなってしまうことを自分は恐れているのか」。イケてない自分になってしまうこと? 存在感のない自分になってしまうこと? そこにある観念に気がつくことが「服捨て」で大事なことです。 藤野さんの服捨てドキュメント、後編へ続きます。年末に「服捨て」でスッキリしたい方、詳しくは昼田さんの新刊『1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話』を読んでみてくださいね。 取材・文/出原杏子
昼田 祥子