「君ゆき夏祭り　新章スタート記念会見イベント」

『君とゆきて咲く～新選組青春録～』（テレビ朝日　毎週水曜　深夜0時15分～0時45分　※一部地域を除く）の新章開幕を記念し、7月24日（水）に「君ゆき夏祭り　新章スタート記念会見イベント」が開催。W主演を務める前田拳太郎、奥智哉らメインキャスト11人が登壇した。 【写真】杢代和人の顔の大きさと上腕二頭筋の太さを比べる羽谷勝太 “漫画の神様”手塚治虫の隠れた名作を、前田拳太郎×奥智哉という気鋭の若手2人のW主演で映像化。幕末の世を駆け抜けた新選組隊士たちをエモーショナルに描き上げる、『君とゆきて咲く～新選組青春録～』。 　その新章開幕を記念して、7月24日（水）に「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」内の屋外ステージ・六本木ヒルズアリーナにて、「君ゆき夏祭り　新章スタート記念会見イベント」が開催された。 　登壇したのは、W主演を務める前田と奥を筆頭に、杢代和人、羽谷勝太、柊太朗、庄司浩平、駒木根葵汰、藤岡真威人、阪本奨悟、永田崇人、高野洸という新選組隊士を演じるキャスト総勢11人。夏らしく涼やかな浴衣姿で登壇し、劇中での隊士の羽織袴とはひと味違う、これまた絵になる浴衣姿に、詰めかけたファンからは悲鳴に近い歓声が。前章のオープニングのタイトルバックよろしく、羽谷は杢代をお姫様抱っこして登場し、ひときわ大きく会場を沸かせた。 　イベントでまず話題に上がったのが、現場スタッフの目撃情報。スタッフによると、本作は東映京都撮影所で長期撮影を行っているが、奥の私服が何やら話題になっているとか…。一体どういうことなのか、前田に聞くと、「まだ肌寒くてみんなパーカーや薄手の上着を着ている時期、撮影所に向かう横断歩道にタンクトップ姿の男がいて…。“変な人がいるな”と思ったら、おっくん（奥）だったんです（笑）」という目撃談を暴露。一同もこぞって奥の私服はタンクトップ＋デニムが多いと証言し、実は奥が無類の“タンクトップ好き”である事実が明らかに。 　また、高野は「撮影初日、違うセットで撮影されているカッコいい方がいたので“近藤勇役の高野です”とごあいさつさせてもらったら…『大奥』撮影中の亀梨和也さんだったんです！」という大スターとの遭遇秘話を告白した。 　さらに撮影中、キャストたちの間で筋トレがブームになったそうで、「現場には筋肉自慢が何人もいる！」というスタッフからの目撃情報も。「撮影所でも外でもホテルでもどこでも筋トレしていました」という羽谷と、その比較対象として選ばれた杢代が並んで袖をまくって腕を披露すると、鍛え上げた羽谷の上腕二頭筋が杢代の顔の大きさと同じくらいの太さであることが判明し、一同が驚きを見せる場面も。 　続いて前田＆奥のW主演コンビも並んで腕の筋肉を披露するが、奥は「最近は24時間ゲームしています。それで筋肉がつきました！」とあっけらかんと語り、前田はたくましい腕を披露しながらも「最近、身体を絞っていたので…またリベンジさせてください！」と悔しそうな表情を見せた。 　そんな中、会場がひときわ盛り上がったのが、エンディング主題歌「凛の花」にのせたSNS用動画撮影。本作では前章から引き続き、主要隊士を演じる10人の俳優からなるユニット「キミユキ」がアーティストとしてオープニング＆エンディングの主題歌を手がけ、歌声＆ダンスを披露しているが、この会見で会場のファンたちと一緒に「凛の花」のサビ部分のダンスを踊り、SNS用の動画を撮影することに。 　まずはキャストたちがダンスのお手本を見せた後、観客たちがすんなり覚えられるようにダンスの得意な杢代と高野が反転した振りを分かりやすくレクチャー。そのかいあって、多くのファンがダンスをマスター。会場が一体となってダンス動画を撮影、大成功を収めた。なお、この動画は番組公式SNSで公開される予定。 　続いて、取材陣から「『新選組』を題材にした時代劇に挑むに当たり、アドバイスをもらった人や参考にした人は？」という質問も投げかけられ、剣の達人・沖田総司を演じている藤岡は「撮影前、美しさも備えた総司の強さを表現するために、父にアドバイスをもらいました。父はホンモノの刀でいろいろなものを斬っているので…」と父の藤岡弘、に剣さばきを伝授してもらったと打ち明けたほか、「父は事務所に届いた第1話のDVDをなんと僕より早く見ていて…（笑）。剣の稽古のシーンに注目して“真威人、いいな”と褒めてくれました」という秘話も語った。 　一方、山南敬助役の永田は「クランクイン前、大河ドラマ『新選組！』（2004年）をあらためて見たのですが、山南を演じていたのが堺雅人さんで、とても勉強になりました。その後、東映京都撮影所に伺ったら、僕の楽屋の貼り紙が“永田雅人”と書いてあり、堺さんと同じ漢字に間違われていたのがうれしくて…。さらに、カツラ合わせに行ったら、頭が小さすぎて合うカツラがなく、メイクさんがやっと見つけてきたのが以前、堺さんが使っていたものだったんです。これには運命を感じました！」と、“山南つながり”の縁を明かした。 　このほか、キャストたちは役へのアプローチについて熱く語り、杢代は「中性的な役柄なので、所作指導の方に女性の所作を教えてもらうことで、徐々に新之丞という役が出来上がっていった」、柊太朗は「原田左之助は元気で快活、兄気分みたいな役。現場を楽しんだ方が彼のスケールが出るかなと思ったので、自分を信じて役に臨んだ」、庄司は「斎藤一には寡黙な仕事人という印象がある。それを裏切らないことを根底に、大人びた印象は作らず年齢どおりにアプローチした」とそれぞれ役作り秘話を告白。 　一方、新章から参加している駒木根は「途中参加なので監督、プロデューサーの皆さんと役についてすり合わせていくことが多かったです。でもここでいっぱい話してしまうと、この先の展開を全部言ってしまうことになるので…」と期待をあおりながらも控え目にコメント。阪本は「土方歳三という人物は“鬼の副長”と呼ばれるぐらいなので厳しい目つきを連想されると思う。僕なりに彼の怖さや厳格さを表現しています」と話した。 　そして、最後は前田が「こうやって作品を通して直接お会いできる機会ができてうれしく思います。これからも一緒に楽しんでいきましょう。ドラマも引き続きよろしくお願いします！」、奥が「イベントは楽しんでいただけましたか？　新章がはじまり、今夜は第13話放送。新しいキャラクターも出てくるのでお楽しみいただけたら！」と会場のファンたちに力強く呼びかけ、会見イベントを締めくくった。