福井県あわら市で将棋の竜王戦始まる 藤井聡太竜王に佐々木勇気八段が挑戦
4連覇がかかる将棋の藤井聡太竜王(22)=名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖との七冠=に、佐々木勇気八段(30)が挑む第37期竜王戦7番勝負第2局は10月19日、福井県あわら市の温泉旅館「美松」で始まった。県内で竜王戦が開催されるのは初めて。同戦を含む八大タイトル戦は17年ぶり3回目。 【写真】藤井竜王が昼食に選んだ「辛味しぼりおろし蕎麦」 対局会場はこの日のために改修され、壁紙に越前和紙を使うなど「福井らしさ」を追求した和室「竜悠(りょうゆう)」で、午前9時に立会人の深浦康市九段の合図で対局が始まった。第1局を落としている佐々木八段が歩を動かして角道を開けると、藤井竜王はお茶を一口飲んでから飛車先の歩を突き応じた。 竜王戦は2日制。藤井竜王が2連勝を飾るか、タイトル初挑戦となる佐々木八段が初勝利を挙げタイに戻すか注目される。先に4勝した方が竜王を獲得する。
福井新聞社