DeNA 8投手継投で阪神の攻撃封じる ドラ2・松本 ピンチで佐藤輝を三振「自信につながる」
◇セ・リーグ DeNA1―1阪神(2024年4月23日 横浜) DeNAは今季初の引き分け。投手陣は計8人のリレーで阪神打線を封じた。特に7回以降の6イニングでわずか1安打。熱投が光ったのはドラフト2位・松本凌だ。 延長10回を3者凡退に抑えた6番手・石川が延長11回も「回またぎ」で続投。しかし先頭・近本に四球を与え、犠打で1死二塁に。松本凌はこのピンチで出番がやってきた。 「ベストコンディションでいいパフォーマンスをする準備はできていた。しっかり(試合に)入れたし、それが結果につながったと思う」 いきなり森下に死球を与えて一、二塁。ここで4番・大山を一邪飛。続く佐藤輝はツーシームで3球三振に仕留めた。 「走者がたまって、もう一つギアが上がった。絶対に乗り切ろうという気持ちで投げたし、自信につながりました」 横手投げの右腕。自ら「左打者は課題」というが、その左である佐藤輝を封じ「引き出しとして今後、自分のものになる。これからの投球につながると思う」と大きな手応えを得た。 三浦監督も「(松本凌は)気持ちで負けていなかった。表情を見ても、いい“目”をしてマウンドに上がっていた」と熱投を称えた。