東北町など4町村302カ所、土砂災害恐れ 青森県が追加公表
青森県は29日、「土砂災害が発生する恐れがある箇所」として、東北町や野辺地町など4町村の302カ所を新たに抽出し、県のホームページで追加公表した。既に公表済みの区域と合わせて計36市町村、2948カ所となり、このうち学校や病院など要配慮者利用施設などは518カ所。2025年度から、これらの施設の立地場所を優先的に調査し、要件を満たした場合は土砂災害警戒区域の指定手続きを進める。 国の「土砂災害防止対策基本方針」の変更に基づき、崖崩れの可能性もある急傾斜地や土石流の恐れがある場所を抽出した。追加公表したのは、東北町139カ所、六ケ所村95カ所、野辺地町53カ所、横浜町15カ所。 抽出箇所は直ちに土砂災害防止法に基づく規制はかからないものの、災害リスクがあることから、県河川砂防課は「公表したマップを活用し、住んでいる地域や職場、避難経路などが含まれていないか確認して防災につなげてほしい」と呼びかけている。 詳細は県の専用サイト「青森県土砂災害警戒区域マップ」で確認できる。
デーリー東北新聞社