つるの剛士にお悩み相談「叱りすぎてパパ嫌いに」子どもは”怒る”じゃなくて”諭す”!
タレントとしてマルチに活躍する一方、保育士資格を持つ5児の父親で“現役大学生”という、つるの剛士さん。多忙な中、2度の育児休暇をとり、積極的に「イクメン」経験を積むと、次は幼児教育の世界に飛び込み、非常勤幼稚園教諭としても勤務。また大学では、こども心理学部で“学び”を継続中といいます。そんな、保育現場も体験されている「先輩パパ」つるのさんに、ご自身の経験や気づきについて語ってもらったり、日々子育てに奮闘しているパパ&ママたちの悩みに「元気が出るアドバイス」をしていただいたりする連載です。 【写真を見る】"つるの剛士"「クイズヘキサゴン」で大ブレーク後、5人のパパ&幼稚園の先生になった現在の姿
Q. パパに子どもをまかせると、すぐに激しく叱る声と子どもの泣き声が。仲良く遊ぶことも多いのですが、何かとパパのキレる沸点が低くて、「パパ嫌い」なってしまいそうで心配
●子どもとの成長段階をしっかり把握できていないのかも 家庭内の子育てリーダーとして子どもと接するママに比べて、まだまだパパが子どもと関わる時間は、少なくなりがち。夜寝る前や休日のわずかな時間だけ、というパパも多いのではないでしょうか。 そんな中で子どもと相対すると、例えばパジャマのズボンがなかなか履けない子どもに「何でもっと、サッサとできないんだ」と、イライラが先行。ついつい怒鳴ってしまうのかも。ママからすれば「一昨日から自分でパジャマを着ることにチャレンジしたばかりなんだから、そんなに早くは無理なの」と、思うところでも、パパにはその“段階”が理解できずにいるんですよね。 「サッサと」なんて、子どもにはどうしたらいいことなのかわからないから、パパが声を荒げたって“怖さ”しか感じなくて、お互いにとって不毛な時間になってしまっている気がします。
●子どもの発達状況をリーダーからパパへ「申し送り」しておく そんなときに必要なのは、リーダーからパパへの「申し送り」。 子どもが今日できるようになったこと、最近理解するようになった言葉のやりとり等々、子どもの発達状況を日々伝えておく。それと「こんな場合はこういう風に促すとうまくいく」といった我が子の“トリセツ”を伝授しておくのもいいんじゃないかな。 でも、もともと口調がきつかったり、すぐには子ども成長目線になれなかったりするパパもいます。そんな時にママができることは、子どものフォローじゃないでしょうか。パパの言葉が足らなかったことやパパが教えようとしていたことを、ママが子どもにわかるような言葉に置き換えてあげるのもいいと思います。また、パパのことを否定するのではなく「パパも〇○ちゃんのことが大切で大好きだから、わかってほしかったんだよ」と、やさしく気持ちを落ち着かせてあげることも大切だと思います。