高嶋ちさ子「特殊詐欺に遭った」大みそか特番で告白 巧妙手口を詳細吐露「2日間泣いた」免許証情報知られ
バイオリニストの高嶋ちさ子が31日、テレビ朝日「ザワつく!大みそか 一茂・良純・ちさ子の会」に出演。特殊詐欺に遭ったことを告白した。 【写真】米留学中の17歳長男と並んでニッコリ 日ラオス親善大使に就任した高嶋ちさ子 大みそかの特番とあって「2024年のできごと」を聞かれると、「皆さんが喜ぶお話を」と手を挙げ「先月ですね、私、特殊詐欺に遭いました」と切り出した。 朝、5時に米ニューヨークから帰国したその日。「眠くて、知らない電話番号だけど、出ちゃったんです」という高嶋。電話口では「関東総合通信局のイトウと申します。10月8日に東陽町のドコモショップで、あなたの電話番号で携帯電話を買いましたか?」と問い合わせてきたという。 イトウは「その番号が特殊詐欺に使われているので、あなたが犯人と言われています」と告げてきた。「2時間以内に江東区に行って、被害届を出さないと、あなたの携帯電話が2時間以内に切られます」というイトウに、眠気がすっかり覚めた高嶋。2時間以内に行くことは不可能と伝えると、イトウは「特別にこちらで引き継ぎますので、直接、警察の方とお話してください」と話し、電話が内線から湾岸署につながったという。 今度は「湾岸署のタナカヒロシ」が電話口に登場。「いらっしゃれないということなので、電話での事情聴取となります。LINEにつないでください」とビデオ通話で話しだしたという。 画面に出た高嶋の顔に、タナカは「えっ?テレビに出てらっしゃる方ですか?そうですか。僕、緊張しちゃうな」と質問。免許証の表裏などを提示させたという。そこから生い立ち、出身校、家族構成、年収、夫の仕事など、個人情報をすべて答えさせた。 その後、電話口の向こうからは、タナカが免許証の番号から「凶悪犯罪に巻き込まれている。マネーロンダリング、麻薬取締法違反、特殊詐欺をした金の1割680万円を高嶋の口座に入れたと証言がある」と言ってきたという。 ここからは、タナカは、「あなたは今から容疑者」と呼び出し、事情聴取が始まったという。湾岸署には内通者がいるので署には来てはいけない、他言は無用など、さまざまな話をしてきたという。 タナカは、身の安全確認のため、2時間おきの行動をLINEで報告させたという。夕食のメニューなども書き込む高嶋は「旦那にも言えず2日間、枕を涙で濡らした」という。 その後もタナカと延々やりとりをおこなったが、ついに警察に電話。すぐに警察官が自宅に来て、「これは一番、はやっている詐欺なんです」と伝えられたという。「ブロックしてください。彼らはブロックされ慣れてますから」と、ブロックを最後に連絡は途絶えた。 警察から「長引かせて、精神的苦痛に追い込み、最終的に金銭を要求するのが目的」と説明された高嶋。被害届もだし、特に被害はなかったという。