入れ替え戦に気持ちを切り替えて臨んだ一戦。嵯峨祐太監督「課題もありますが手応えもあった」【F1下位リーグ26節|記者会見/すみだvs北海道】
1月7日、名古屋金城ふ頭アリーナにてFリーグ2023-2024ディビジョン1ファイナルシーズン下位リーグ・第26節が行われ、フウガドールすみだとエスポラーダ北海道が対戦。北海道が0-2で敗れている。 前日のボルクバレット北九州戦に敗れて入れ替え戦に回ることが決まった北海道が、前日の湘南ベルマーレ戦に敗れてたすみだと対戦した。序盤はすみだに押し込まれる場面が続いた北海道だったが、9分に本郷輝が左サイドからのカットインでポスト直撃のシュートを放つと、このプレーで一気に流れを引き寄せる。カウンターからすみだゴールに襲いかかるもチャンスを決めきれないでいると、第2ピリオドに入って2失点。終盤はパワープレーを仕掛けたが、最後までゴールネットを揺らすことはできずに敗戦となった。 試合を終え、嵯峨祐太監督と鈴木裕太郎が記者会見に出席した。
やれるという感覚がゲーム前の雰囲気に出ていたのかもしれない
●エスポラーダ北海道|嵯峨祐太監督 ──今日の試合を振り返って。 後半に2失点してしまいました。前半までは、試合開始早々こそ少し押し込まれましたが、それ以降はそんなに悪くはなかった。いいチャンスもいくつかあったがなかなか決めきれなかった。 後半も同じように戦えたと思うのですが、ファウルから崩れてしまった。試合全体としては、そこまで悪いゲームではなかったと思います。細かいところで、得点できなかったり、チャンスをモノにできなかったり、逆に失点してしまったり。小さいようで大きな差だと感じています。 シーズンを通してそういうゲームが多いですし、そこを詰めきれなかったことがこういう結果を招いていることに責任を感じます。あと1カ月、入替戦に向けた準備ができるので課題をみんなで協議して、全員で試合に臨みたいです。 ──昨日の結果をもって入替戦ということで、はっきりしたことが理由なのか、チームの雰囲気は切り替えてリラックスできているようにも見えました。 町田ラウンドの2試合の結果で、まだ可能性はありつつ、得失点差が30くらいあり、かなり厳しいことはみんなで話していました。残りの3試合も、まずは3試合きちんと戦うことが、1カ月後につながると思っているので、それをやろうと、私からみんなへお願いしました。 昨日は、ここに来ている全選手が、もちろん課題もありますけど、手応えもあった。みんなのなかで、やれるという感覚が、ゲーム前の雰囲気に出ていたのかもしれません。昨日の段階では不安な面も見せていましたが、少しできたことで、今日の試合に向けて「よしやるぞ」と表情に出たのかなと思います。 ──FKを与えた場面など押し込まれることや、ゴールできない課題がありました。一方で今シーズンの名古屋との試合のように、いいゲームもできます。力を100%発揮できない要因はどこにある? 一言で、自分が選手の良さを引き出せていません。もっと気持ちよくプレーさせてあげられたらこの順位にはいなかったと思います。そこは自分の力不足だと感じています。 正直、限界のところもあったりして……。 なので、たくさんの目というか、自分一人でできることには限界があった。セカンドチームの監督やコーチもたまに顔を出してくれますけど、そういうみんなとチームを見られたらよかったです。自分の目だけではわからないこともあるので、そこを補ってくれるメンバーがいれば、雰囲気よく、選手にもっと気持ちよくやってもらえたかなと思う部分はあります。 ただ、この状況も最初から理解していたので、自分の力のなさだなと思います。 ──1カ月後の入替戦は相手も決まっています。どんなことに取り組んでいきますか? まだ相手の試合を見れていないので、そこからですね。セカンドの監督やコーチなどにも手伝ってもらいながら、そこをきちんと分析して、相手の守備に対してなにがいいのか、攻撃にはどんな守備をするのかなど、明確にしてからトレーニングしたいです。自分たちは1年間、どんなことに取り組んできたのか。そこも考えながら、練習計画を立てたいです。 ──ヴォスクオーレ仙台の清水誠監督は、嵯峨監督が現役時代に対戦もしています。現時点で印象などは? 監督のことは、浦安でプレーしていた頃から知っています。きちんとやるべきことをやる選手だった印象です。なので仙台も、そんなチームなのかなと。きちんと基準をつくりながら、こういう時はこうするなどをやっていると思うので、その辺も分析しつつ、そういった相手の良さを発揮させないことをできたら、いいかなと思っています。
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