天国から地獄へ…。完全に落ちぶれてしまったスター選手(4)レジェンドが実刑判決…。人として大転落
サッカー界は厳しい世界だ。それでも一際優れた成績を残し、地位や名誉をほしいままにするスター選手がいる。しかし、その中には自身のお粗末な言動や行動によってキャリアを台無しにしてしまう選手や、なかなか伸びきらない選手も存在する。今回は、輝かしい成績を残したものの落ちぶれてしまったスター選手を紹介する。
ダニエウ・アウベス(ブラジル) 生年月日:1983年5月6日 現所属クラブ:無所属 今季リーグ戦成績:出場なし ブラジルで活躍を見せていたダニエウ・アウベスは2003年にセビージャFCに移籍。05/06シーズンに行われたUEFAカップでは、MVPを受賞する圧巻の活躍でチームを優勝に導いた。2008年にバルセロナへ移籍すると、その能力をいかんなく発揮する。バルセロナ初年度となる08/09シーズンの主要タイトル三冠獲得にも大きく貢献した。08/09シーズンから4シーズン連続で2桁アシストを記録し、バルセロナの精密なパスサッカーに不可欠な存在となった。 アウベスは2016年にバルセロナを退団した後も、ユベントスやパリ・サンジェルマンといったビッククラブで、チームの主力として活躍。東京オリンピックではオーバーエイジ枠として全試合に出場し金メダルを獲得した。数多のタイトルを獲得してきた同選手は、まさにブラジルのレジェンドと呼ぶにふさわしい選手だった。 しかし、その評価は今、地に落ちている。2022年12月にスペイン・バルセロナにおいて女性に性的暴行を加えたとして、懲役4年半の実刑判決を受けることになったのだ。先日には100万ユーロ(約1.4億円)に及ぶ保釈保証金を支払ったことで釈放され、約14ヶ月の獄中生活を経て自由の身となったが、これほどのスターが“人として”ここまで転落してしまったのは残念でならない。
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