<十角館の殺人>出演キャスト&特報映像&キービジュアルが一挙解禁 青木崇高「“あのシーン”にはシビれるはず」
ミステリー界の巨匠・綾辻行人による『十角館の殺人』(講談社文庫)が実写映像化され、3月22日(金)よりHuluで独占配信される。そしてこの度、「十角館の殺人」の世界を彩る出演キャストが一挙解禁。あわせて特報映像&キービジュアルも解禁された。 【写真】“十角館”の平面図に、江南孝明(奥智哉)と島田潔(青木崇高)の2人が描かれているキービジュアル ■奥智哉が初のドラマ主演に抜擢 ミステリー文学の発展に寄与した作家や評論家に贈られる「日本ミステリー文学大賞」を2019年に受賞、1992年には「日本推理作家協会賞」を受賞した綾辻。彼の代表作である「館」シリーズは全世界シリーズ累計670万部の大ベストセラーで、中でも『十角館の殺人』は同シリーズの記念すべき第1作目にして、綾辻史上最高傑作の呼び声高い作家デビュー作でもある。 本作では、十角形の奇妙な外観を持つ“十角館”を有する角島(つのじま)から遠く離れた本土で、「死者からの手紙」が届いたことにより、元ミステリ研究会メンバー・江南孝明(かわみなみたかあき)と島田潔(しまだきよし)が、半年前に亡くなった天才建築家・中村青司の“死の真相”について調査する様子が描かれる。 江南孝明役を演じるのは、2020年に俳優デビュー以降、若手俳優の登竜門である「仮面ライダー」シリーズに出演し、JUNON編集部が推したい「ネクストブレイク2022」に選出された、新進気鋭の俳優・奥智哉。映画「ラーゲリより愛を込めて」でスクリーンデビューを果たし、2023年にはNHKドラマ「大奥」で注目を集めた彼が、本作で初のドラマ主演を務める。 そして、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、映画「るろうに剣心」シリーズや「ゴジラ-1.0」など、ドラマ・映画に数多くの話題作に出演する一方、バラエティ番組ではMCを担当するなど、活躍の場を広げる俳優・青木崇高が、江南と行動を共にし、「死者からの手紙」の謎を追う島田潔役を演じる。 さらに、本作の脇を固めるキャスト陣として、江南をいつも気にかけているアパートの大家・松本邦子役を濱田マリが、“十角館”で起きた事件の真相を追う刑事であり、島田潔の実の兄・島田修役を池田鉄洋が担当。悲惨な事件が起きた青屋敷の元・庭師で、現在は行方不明となっている吉川誠一役を前川泰之が、中村青司の妻であり青屋敷で謎の死を遂げた中村和枝役を河井青葉が、行方不明となっている吉川誠一の帰りを本土で待つ、妻・吉川政子役を草刈民代が、中村青司の実の弟であり、島田の友人である中村紅次郎役を角田晃広が、そして青屋敷と十角館を設計した天才建築家であり、青屋敷で死亡したとされる中村青司役を仲村トオルが演じる。 ■深まっていく謎を捉えた特報映像 今回、キャスト陣が演じる「十角館の殺人」の特報映像も解禁。始まりは江南宛に届いた1通の手紙。それは、かつて青屋敷で起きた事件で亡くなったはずの中村青司から届いた“死者からの手紙”で…。手紙には、「お前たちが殺した千織は、私の娘だった」という1文のみ。この手紙は一体何を意味するのか。江南は、「中村青司は今も生き続けているのでは?」と推理するが、「その謎にはまだ大きな“穴”がある」と答える島田。 一方、十角館では、テーブルの上に置かれたタバコと謎の血痕、血が付着した岩を握りしめる謎の人物の手、十角形のマグカップ、そして口紅。原作にも登場し、事件のカギを握る重要なアイテムが、早まる心音とともに矢継ぎ早に映し出される。そして、江南と島田がたどり着いた先に待つ事件の真相とは…。全てを覆す“あの1行”とは一体何なのか。深まっていく謎を捉えた映像に仕上がっている。 また、あわせて解禁となったキービジュアルには、天才建築家・中村青司が設計した“十角館”の平面図に、残像のように複数の表情が施された江南孝明、島田潔の2人が描かれている。さらに、“十角館”の各部屋には、ノイズで表情が隠されたミステリ研究会メンバーが描かれており、“十角館”で起こる惨劇を表すかのようなビジュアルになっている。 ■奥智哉 コメント 「十角館の殺人」という世界中のミステリーファンに愛され続けている作品の実写化ということで、とんでもない作品に主演として携わるんだというプレッシャーを感じていましたが、内片監督がクランクイン前から撮影期間中もずっと僕たち役者に寄り添い続けてくださり、そのおかげでなんとか乗り越えることができました。また、島田役の青木崇高さんからはお芝居だけでなく、人としての在り方についても教えていただき、撮影期間は学び溢れる刺激的な毎日を過ごすことができました。素敵なキャスト、スタッフみんなで誠心誠意を込めて作った作品になっています。原作ファンの方々には「どうやって実写化しているのか」を早く見ていただきたいですし、はじめての方には衝撃の結末を早く味わっていただきたいです。配信スタートをお楽しみに!! ■青木崇高 コメント 内片監督とはもう10年ものお付き合いで、多くの作品でご一緒しています。ある現場の立ち話で、「映像化不可能と言いながらどんどん映像化される中、本当に映像化不可能な作品は果たしてあるのか?」という内容で盛り上がったとき、監督が挙げたのがこの「十角館の殺人」でした。時を経て、制作が決定したと聞いたとき、私は耳を疑いました。いや内片監督、不可能なんでしょ!?と。原作本を読んでみたら確かに…これは絶対に不可能だ。無理だ。なぜこの作品を?まさに監督自身がミステリー。原作を未読の方も既読の方も、“あのシーン”にはシビれるはず!さあ、ナポレオンもびっくりの「十角館の殺人」お楽しみあれ! ■内片輝監督 コメント この二人、コンビ感が素晴らしい。同年代キャストの芝居を研究するため出番のない撮影に帯同する奥智哉の大胆さ。それでいて繊細で、撮影中の不安を正直に吐露してくれるときもあった。何度も一緒の現場を走り抜けてくれている青木崇高には全幅の信頼を寄せていた。島田として完成度高く現場に存在してくれた姿勢には感謝しかない。このコンビの笑顔は、作品の大事なスパイスであり、メインディッシュでもある。ぜひ注目してほしい。