レアル・マドリード加入の可能性が報じられているエンバペ[写真]=Getty Images

　パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペのレアル・マドリード加入は、両クラブが対戦する可能性がなくなり次第発表されるかもしれない。20日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 　PSGとの現行契約が2024年6月30日に満了を迎えることから、今シーズン終了後の去就に大きな注目が集まっているエンバペ。15日には、クラブ首脳陣に対してPSG退団の意向を伝えたと報じられるなど、サッカー界を代表するスター選手の将来について、世界中のメディアやファンから様々な報道や憶測が飛び交っている。 　19日には、スペイン紙『マルカ』がエンバペとレアル・マドリードが2週間前には契約合意に至っていたと報道。「サッカー界がここ数十年で経験した最も大規模な求愛は、133日以内に正式に終了することになる」と7月1日からエンバペが“白い巨人”の一員に加わると主張し、5年契約にサインしたと説明した。 　レアル・マドリードへの加入が濃厚と見られるなか、『BBC』は「エンバペはまだレアルと契約を結んでいないが、今季のチャンピオンズリーグ（CL）で両クラブの対戦が不可能になった時点で契約が発表される可能性がある」と“Xデー”はCLの結果次第であると報道。契約期間は既報通り「5年間」であると伝えながら、1500万ユーロ（約24億円）の年俸に加えて、肖像権など5年間で総額1億5000万ユーロ（約243億円）を受け取る見込みであると報じた。 　また、指揮官を務めるカルロ・アンチェロッティ監督は、すでにエンバペの起用方法について検討しているとのこと。イングランド代表MFジュード・ベリンガムを深い位置に配置し、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールを左サイドのワイドに起用。エンバペをセンターの左でプレーさせるようだ。なお、クロアチア代表MFルカ・モドリッチがシーズン終了後に退団した場合、エンバペはフランス代表でも着用している「背番号10」を引き継ぐことになると指摘している。