深田竜生“凌”、矢花黎“光”、吉田美月喜“千花”がそれぞれ片思いしている様子が切ない<マイストロベリーフィルム>
深田竜生(少年忍者)、矢花黎(7 MEN 侍)、田鍋梨々花、吉田美月喜がクワトロ主演を務めるドラマシャワー「マイストロベリーフィルム」(毎週木曜深夜1:29-1:59ほか、MBSほか)の第1話が2月15日に放送された。凌(深田)、光(矢花)、千花(吉田)がともに片思いしているようで、切なくて胸がキュンとなった。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】顔を寄せ合い卒業アルバムを開く深田竜生“凌”、矢花黎“光”、吉田美月喜“千花” ■「マイストロベリーフィルム」とは 同作は、フィルムを通じて交錯する4人の高校生の思いを描く青春ドラマ。端正な容姿で注目を集めているが目立つことは苦手、かつ音楽作りが趣味の市川凌役を深田、コミュニケーション力は高いが調子に乗りやすく、夢中になれるものが無いことが悩みの遠山光役を矢花、フィルムの美少女・村崎美波役を田鍋、バトミントン部所属で活発な性格の、古道具に詳しい中村千花役を吉田が演じる。 さらに凌、光、千花が通う高校の教師・松岡役に小島聖が配役され、厳格な雰囲気の中にどこか寂しさを覚える佇まいで、青春できらめく高校生らの世界にスパイスを加える。 オープニング主題歌は、クボタカイがドラマのキーアイテムである8mmフィルムから着想を得て書き下ろした新曲「フラッシュバックメモリーズ」。同作の登場人物の揺れ動く感情に寄り添った優しいメロディーと歌詞で作品を彩る。 エンディング主題歌は、「JAPANESE TAKUROKU INDIE POP」をコンセプトに活動するユニット・Quwが歌う「Cropping」。楽曲名の「Cropping」は和訳すると「切り取り(トリミング)」という意味があり、美しい情景や喜怒哀楽といった生活の中の一瞬を切り取って忘れたくない、といった意味が込められている。 ■凌らはフィルムに写っていた美少女の正体を解明しようとする 高校二年生の凌、光、千花は秘めた感情を抱えながら、一見平穏な高校生活を送っている。ある日、光と千花は校内の古びた倉庫で8mmフィルムを見つける。映写機に映し出された美しい少女に魅了された光は、凌と千花を巻き込んで少女の正体を解明しようとしだす。 夜になって光は寝てしまい、パソコンを取りに帰った凌が戻ってくる。凌は寝ている光の肩を揺すって「おい、起きろ、もう夜だぞ、光」と声を掛けるが、光は起きない。 凌は「光…」と名を読んで光の顔をじっと見つめて静かな時間が過ぎてゆく。 ■凌、千花はそれぞれ片思いをしているようで… 光の顔をじっと眺めていた凌はゆっくりと手を伸ばして光の顔に触れようとする。寝入っていて起きない光の顔に凌の手が届きそうになったその時、物音がして凌は驚いて手を引っ込める。 我に返ってキョロキョロと周りを見回した凌は立ち上がって「起きろ」と雑に光を起こす。寝ぼけ眼で起きて「今何時?」と尋ねる光に「帰るぞ」と凌は声をかけ、2人で笑い合う。 廊下には知花がいて「なんだかな」とショックを受けたようにつぶやくのだった。 心のベクトルが交錯し、それぞれが片思いを抱いているようすが切なく、胸がキュンとなった。 ◆構成・文=牧島史佳