【鹿島】佐野海舟がマインツ移籍、過去にオーバートレ症候群「鹿島がなければ僕は終わっていた」
鹿島アントラーズは4日、MF佐野海舟(23)のドイツ1部マインツへの移籍を発表した。佐野は23年から4年契約で鹿島に加入した。移籍金を設定していなかったため、少なくとも300万ユーロ(約5億円)以上の移籍金が発生したとみられる。 佐野はクラブを通じ、以下のコメントを発表した。 「このたび、FSVマインツへ完全移籍することになりました。シーズン途中にアントラーズを離れることとなってしまい、本当に申し訳なく思っています。しかし、自分のこれからの人生を考えた時、サッカー選手としてさらに成長するため、このチャンスを生かしたいと強く思い、覚悟を持って海外に挑戦することを決めました。 2023年にアントラーズに加入した時、自分はオーバートレーニング症候群で半年近くサッカーができておらず、そんな状況の中、アントラーズからオファーを頂きサッカーができる楽しさ、サッカーが大好きだという気持ちをもう一度取り戻す事ができました。アントラーズの存在がなければ、僕のサッカー人生は終わっていたと思っています。 そして、どんな時も勝利にこだわり、選手、スタッフ、クラブに関わるすべての人とともに団結して戦うことで、自分は成長できたと思います。スタジアムでのサポーターの声援はいつも心強く、ピッチで戦う上での原動力になっていました。これからヨーロッパで自分のプレーをしっかり示すとともに、試合に出て活躍し、日本を代表する選手になれるよう全力で頑張ります。 改めまして、ファン・サポーター、パートナー、地域の方々、アントラーズに関わるすべての皆様、1年半、本当にありがとうございました」