道悪巧者のショウナンバシット(昨年11月撮影、ユーザー提供：みもりさん)

　土曜の中山は芝ダートともに良だったが、これから日曜昼まで雨が降り続ける予報。最終的に芝は稍重～重、ダートは重～不良になるだろう。土曜の芝は先週までと同様、内＆前有利で推移していたが、どれぐらい道悪の影響があるかがポイント。とはいえ、ガラリ一変して外差し馬場になることは考えづらく、やはり前で運べるパワー型を重視したい。ダートは道悪になって逃げ先行有利が加速する。土曜は外枠が優勢、そして1＆2着が人気馬、3着が人気薄というパターンが目立った。 【写真】ショウナンバシットこれまでの軌跡 　続いて京都。土曜は芝が重、ダートが稍重だった。土曜夜から日曜朝まで小雨が降る予報なので、悪化はあっても回復はない。芝はとにかく重い馬場に適性があるかどうかが重要。脚質の有利不利はないが、直線は外に出した方が伸びる。ダートは高速決着。前が残りやすいが、ペース次第では差し馬にも出番がある。土曜はダノンレジェンド産駒が[2-1-0-0]と大活躍だった。 　最後に小倉。土曜は芝ダートともに稍重だった。土曜に降り続けた雨は深夜に止む予報だが、芝ダートともに多少なりとも水分を含んだコンディションになる。芝はパワーが必要。1200mは逃げ先行馬が踏ん張るが、1800m以上では外差しが決まっている。ゴールドシップ産駒向き。土曜は500kg以上の大型馬が[3-1-2-2]と好成績だったが、一方で軽量馬も頑張っていた。ダートは距離を問わず前有利。差し馬は4角までに先団に取り付かないと厳しい。 【注目馬】 中山11R・ショウナンバシット…近5戦は全て5着以下だが、うち4戦はGIだった。今回は大幅に相手弱化。内目の枠を引き当て、しかも得意の道悪になれば、勝ち負けまである。 京都11R・ミッキーヌチバナ…土曜の京都ダートで3戦2勝、2着1回のダノンレジェンド産駒。この馬自身、前々走に京都ダ1800mで3勝クラスを勝っているように、舞台適性は高い。内枠を利して運べれば、馬券圏内に食い込めていい。 小倉10R・シーグラス…土曜の小倉芝で存在感を発揮したゴールドシップ産駒。この馬も小倉芝は[2-1-1-1]と滅法得意だ。まして道悪が残るようなら2年ぶりの勝利まで見えてくる。