【イベントレポート】パク・ウンビン「ハイパーナイフ」での手術シーン回想、指が細いため吹替なし
韓国ドラマ「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」の記者会見が本日11月21日にシンガポールで開催中の「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」内で行われ、キャストのパク・ウンビン、ソル・ギョング、監督のキム・ジョンヒョンが出席した。 【画像】「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」の記者会見に参加したパク・ウンビン 本作は、天才外科医として期待されていた主人公セオクと、彼女をどん底に追い込んだ指導医ドクヒが織りなすメディカルサスペンス。メスの技術で才能を発揮していたセオクは恩師のドクヒと衝突し、ある事件をきっかけに突然医師免許を剥奪されてしまう。キャリアを失った彼女はドクヒへの復讐を誓い、彼が命を救うよう懇願してくるまでの間、人知れず路地裏で手術を続けることになる。セオクをパク・ウンビン、ドクヒをソル・ギョングが演じた。 パク・ウンビンは「脚本を読んだときに、構成や設定が興味深いなと思いました」「いつかは医者の役に挑みたいと思っていたんです。ドキドキしましたが、ソル・ギョングさんとの共演は心強かったです」と振り返る。強烈な個性を持つセオクを演じるにあたっては「彼女の心の中を追究したいと思いました。『なんでドクヒとここまで対立するのだろう?』という部分に好奇心をそそられますし、それがやがて満足感に変わっていく。自分が持つすべての感覚をオープンにして、感情の爆発を演技で表現できればと思いました」と語った。 手術シーンに話が及ぶと、ソル・ギョングは「手術室に入ってから着替えるプロセスなど、手術前の行動がすべて決まっているんです。それを最初から最後までチェックしてくださるスタッフもいましたし、いろいろなことに挑戦できるように配慮してくださいました」と回想する。パク・ウンビンは指が細かったために吹替ができる人物がいなかったそうで「画面に映って大丈夫か? という部分にアドバイスをもらいながら、丁寧に演じました」と思い返した。 キム・ジョンヒョンはそんな2人について「ウンビンさんの芝居、ギョングさんの表情を見るとびっくりすると思います」と称賛。「現場で私も驚きましたし、一度も見たことない顔をしています。演技指導をするというより、キャストのみなさんを追いかけていったような気持ちでした」と打ち明けた。 「演じるキャラクターに共感できた部分は?」という質問が飛ぶと、ソル・ギョングは「セオクとドクヒは変わった関係を持つ2人で、師弟関係としては特殊。セオクの恩師に対する接し方には『そこまでやるか……』と思う部分もあり、私にはとても新鮮に映りました」と回答。「でも人対人として純粋に対面しているというふうに観たら理解いただけると思いますし、ここが物語として大きなポイントになるかなと」と言及する。そしてパク・ウンビンは「憎しみあいながらも、似ているところがある2人。描かれる心理的な変化を体感してもらえたら」と呼びかけた。 「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」は、ディズニープラスのスターで2025年3月に独占配信される。 (c) 2025 Disney and its related entities