バイエルンが関心を寄せるトリッピアー [写真]=Getty Images

　ニューカッスルはイングランド代表DFキーラン・トリッピアーに対するバイエルンのオファーを拒否したようだ。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 　右サイドバック補強を目指しているバイエルンはパリ・サンジェルマン（PSG）に所属するフランス代表DFノルディ・ムキエレを獲得することを目指しているものの、PSGとの交渉が難航していることから、代役としてトリッピアーに関心を示していることが明らかになっていた。 　すでに一部ではバイエルンがトリッピアーと個人合意に達したことも報じられ、同選手自身は移籍に前向きになっている一方、ニューカッスルとしては第一候補の右サイドバックである同選手の売却に興味がないことが報じられていた。 　そんななか、今回の報道によると、バイエルンはトリッピアー獲得に向けて1500万ユーロ（約24億円）のオファーを提示したものの、ニューカッスルがこれを拒否したという。 　ニューカッスルでは現在、負傷者や病気などの離脱者が9人おり、主力選手を売却することに難色を示している模様だが、プレミアリーグが定めた収益と持続可能性に関する規則（PSR）の遵守するために選手を売却する必要性があることもささやかれている。 　バイエルンが再オファーに動くかは明らかになっていないが、果たして2021年10月にサウジアラビアの政府系ファンドによる買収が成立し、世界有数の金満クラブとなったニューカッスルの補強第1号であるトリッピアーが今冬に退団することはあるのだろうか。