特殊詐欺グループの受け子とみられる山形県の男子高校生(16)を再逮捕 沼津市の女性からキャッシュカードをだまし取った疑い
静岡県沼津市の高齢女性に電話でうそを言い、キャッシュカードを盗んだとして、山形県に住む男子高校生が再逮捕されました。 窃盗の疑いで再逮捕されたのは、山形県南陽市に住む16歳の男子高校生です。 警察によりますと、高校生は8月20日何者かと共謀して、沼津市の80代女性に電話でうそを言い、女性の自宅でキャッシュカードを盗んだ疑いがもたれています。 犯人グループは警察官をなどを装って「あなた名義のキャッシュカードが使われている」などと電話をかけていて、女性の自宅を訪れた高校生が、キャッシュカードが入った封筒をすり替えて盗んだとみられています。 高校生は封筒にキャッシュカードを入れてもらい、女性が印鑑を取りに行っている間に別の封筒とすり替え、「しばらく開けないでくださいね」などと言って立ち去ったということです。 高校生は特殊詐欺グループの受け子とみられ、「銀行協会と名乗って家に行った」と容疑を認めているということです。 高校生は盗んだキャッシュカードを使って、静岡県内で50万円を引き出していたということで、警察は余罪などを調べています。 この男子高校生は、同じような手口で静岡市駿河区の高齢女性からキャッシュカードをだまし取ろうとした窃盗未遂容疑で、8月22日に逮捕されていました。