明日3日は北海道で広く真夏日予想 札幌も30度予想 その後も真夏並みの暑さ続く
北海道付近には暖かく空気の流れ込みやすい状態が続くため、週末にかけて気温は全般に高めに経過するでしょう。 明日3日は内陸を中心に広く真夏日となり、札幌も30度の予想です。局地的には35度以上の猛暑日になる恐れもあります。こまめな水分補給など、熱中症に注意して下さい。
3日は札幌や道東で軒並み30度以上の真夏日に。釧路も29度と記録的な暑さに。
明日3日は、日本の東に中心を移す高気圧の張り出しの中となり、上空には真夏並みの暖かい空気が流れ込む見込みです。地上付近にも全般に南または西よりの風が流れ込み、全道各地で晴れて気温は高くなるでしょう。 特に高温が予想されるのは道東で、広い範囲で30℃以上の真夏日となるでしょう。局地的には35℃以上の猛暑日となる恐れもあります。まだ体が熱さに慣れていないこともあるため、こまめな水分補給、日傘を利用する、室内であればエアコンや扇風機を活用するなど、熱中症対策が必要となりそうです。また、食品の管理にも十分注意して下さい。 なお、釧路の最高気温は29℃の予想となっていますが、場合によっては30℃以上となる可能性もあります。7月の釧路で真夏日となるのは非常に珍しく、1910年の統計開始以来これまで4回しかなく、そうなれば記録的な暑さとなりそうです。 なお、これまでの釧路の7月の最高気温は2022年の7月31日の33.5℃です。最新の一カ月予報によると、気温は高く経過する見込みです。もしかしたら、月末にかけてこの記録を破るような高温となるかもしれません。
明後日4日以降も札幌・旭川で27度～28度 真夏並みの暑さ続く
今後一週間の気温を見ると、明日3日が最も高くなりますが、その後も平年より高く、真夏のような暑さがしばらく続きます。札幌や旭川は4日以降も27度から28度の予想で、この時期の平年の最高気温は、旭川で約25度、札幌で約24度、釧路は約18度となっており、平年を大幅に上回りそうです。 4日以降はやや雲が広がりやすくなるため、全般に湿度も高くなりそうです。湿度が高いと、より熱が体にこもりやすくなります。そのため、暑さのピークが一旦過ぎているからといって安心せず、引き続き熱中症対策を行って下さい。
日本気象協会 北海道支社 南保 勇人
