渋谷ハチ公前に西郷どん、大久保利通が登場。おはら祭をPR/東京
東京都渋谷区の道玄坂・文化村通りで18日に開かれる「第17回渋谷・鹿児島おはら祭」を前に、渋谷駅のハチ公前で17日、関係者が鹿児島市の観光案内や祭りのPRを実施した。うちわやパンフレットを配布する人の中に、鹿児島出身の偉人である西郷隆盛や大久保利通にふんした人物も登場し、雰囲気を盛り上げた。 渋谷はもともと鹿児島とのつながりが深く、鎌倉幕府が開かれた頃、源平合戦で軍功のあった当地の豪族・渋谷氏は、現在の薩摩川内市付近に所領を得て移住。日露戦争の日本海海戦を指揮した薩摩藩出身の東郷平八郎は、この子孫だという。また、ハチ公の銅像を作った芸術家も、鹿児島出身などといったつながりがある。 おはら祭は、渋谷区や鹿児島市などで構成する実行委員会が主催。18日は午後12時50分~同4時、文化村通りと道玄坂通りで踊りのパレードが行われ、大勢が参加して渋谷を祭り一色に染める。このほか、「さつまの食品展」が東急百貨店本店前など数か所で行われる。