バレー・古賀紗理那選手、パリ五輪出場「古賀紗理那史上いちばん必死だった」…逆境はね返す強さ
バレーボールの強豪国が集うネーションズリーグ福岡大会が4~16日に北九州市で開かれ、日本代表は、すでにパリ五輪出場を決めていた男子に続いて女子もその切符を手にした。福岡大会で日の丸を背負って躍動した九州出身選手の五輪メンバー入りが大いに期待される。(崎田良介、緒方裕明) 【写真】公式練習で笑顔を見せる古賀紗理那(11日、北九州市小倉北区の西日本総合展示場で)=佐伯文人撮影
古賀紗理那選手(28)NECレッドロケッツ川崎
大黒柱として女子代表を6大会連続の五輪に導き、「古賀紗理那史上、いちばん必死だった」と振り返った。
熊本信愛女学院高(熊本)の2年生だった2013年に代表デビュー。1次リーグで敗退した21年東京五輪の翌年から主将を担う。ここまでパリ五輪出場をかけた戦いに苦しむ日本を引っ張ってきた。
コートでの存在感は際立つ。ネーションズリーグでは福岡大会を含む1次リーグ12試合の総得点が215点と全選手中3位。スパイクレシーブも130本で5位につけた。
攻撃では長いラリーなど苦しい場面でトスを託され、守備では相手のスパイクに狙われる。「大変だったけど、楽しかった。必死な自分もめっちゃかっこいい」と、冷静に自らを捉え、逆境をはね返す強さがある。
東京から自身2度目となる五輪の舞台は、期待に応える絶対的エースの集大成の場となる。