JR東日本 中央線快速で来年春からグリーン車サービス開始 来月からの「お試し期間」は料金不要でグリーン車座席を利用可能
JR東日本は中央線快速で来年春からグリーン車のサービスを開始すると10日発表しました。来月からは一部の編成にグリーン車用の車両が連結されますが来年春のサービス開始までは料金不要で利用できます。 【画像】東海道新幹線に個室導入へ グリーン車より上質な設備やサービス備える 中央線快速電車はこれまで基本的に普通車のみの10両編成で運転されていましたが、JR東日本は着席ニーズに対応するため、4号車と5号車に新たに2階建てのグリーン車を2両増結した12両編成で運転する計画を進めてきました。ホームの延長工事や車両基地の整備など一連の準備が整ったため、来月13日からはグリーン車込みの12両編成の導入を開始し、12両編成がそろう来年春からはグリーン車の営業を開始するということです。グリーン車が導入されるのは東京駅から山梨県の大月駅までの間と、中央線から直通する青梅線の青梅駅までとなっています。また来年春の営業開始までは「お試し期間」としてグリーン車の車両もグリーン料金不要で利用できるということです。 中央線に導入される2階建てグリーン車は、ラッシュ時などに東京駅のホームで短時間で折り返す必要があるため、乗客がスムーズに乗り降りできるよう車両のドアの幅が広くなっているほか、折り返し駅などで座席の向きを自動で回転する機能が在来線普通列車のグリーン車として初めて搭載されています。座席はリクライニングシートで電源コンセントやテーブルを備えるほか、車内でWi-Fiも利用できます。
グリーン料金は通常料金の場合、東京~八王子間や新宿~青梅間で1010円、東京~大月間で1260円となっています(Suicaグリーン券の場合、通常料金より260円引き)。こどもは大人と同額です。