八代英輝弁護士「この方に何言っても無駄 絶望感」斎藤兵庫県知事「初動対応は正当」に呆れ顔も思考回路理解
国際弁護士の八代英輝氏が26日、TBS「ひるおび」に出演。失職し出直し知事選出馬の意向を表明した斎藤元彦兵庫県知事に対して、「絶望感を感じる」と語った。 死去した元県民局長が知事のパワハラ行為などを告発する文書をマスコミなどに出したが、知事自らが調査に乗り出すなど、公益通報保護の観点から、初動対応が問題視されていた。 しかし、斎藤氏は一貫して、自身の初動は間違っていなかったと主張。八代氏は「法律家としては非常に驚きですし、この方に何を言っても無駄なのかなと。絶望感を感じるところもある」とあきれた。 一方で「逆に知事サイドから見ると、この部分を譲ってしまうと、全崩壊になってしまうんじゃないかと。理路整然とされている方ですから、ここはどうしても譲ることはできない部分なのかなという風に構成されていると見えた」とも理解を示した。 番組に出演した前大津市長の越直美弁護士も「大きく3つ問題がある」と対応の誤りを指摘。「一つは、最初に公益通報としてきっちり扱わなかったこと。次に一番ひどいのは、公益通報者を保護せずに処分したこと。非常に作為的な行為で知事もやったと認めている。ここが一番の問題です。もう一つは、知事がやったとは言っていないが、いずれにしても県から公益通報者の情報が外に出て、それが利用されている。この3つについては違法で、知事が正当というのは納得できない」と厳しく非難した。