「クレームに対応するだけで収入になる」 69歳男性が3500万円詐欺被害 クレーム多く中断申し出る
15日、神戸市中央区の会社役員の男性(69)が「ネットショッピングサイトで小売店を運営しているという女に約3500万円をだまし取られた」と兵庫県警生田署に届け出た。同署は特殊詐欺事件として調べる。 【写真】名札をつけた接客で、2割がカスハラ被害… 同署によると、4月17日、男性のスマートフォンに知人の知人を名乗る女からフェイスブックで友達申請があった。ラインでやりとりを続けたところ、女は「サイトの小売店でカメラや犬のえさの在庫を持てば勝手に売れ、客からの質問やクレームに対応するだけで販売価格の数%が収入になる」などと説明した。男性は4~6月に15回にわたり、在庫の購入費として現金を送ったという。 クレームが多く、男性が中断を申し出ると「キャンセル料や売り上げの税金を支払う必要がある」などと言われ、断ると連絡がつかなくなったという。