「経済圏」をフル活用、ネット銀行最大手が繰り出す"一手"
永井 啓之(ながい・ひろゆき)/1964年生まれ。1987年日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。2008年楽天(現楽天グループ)入社。2013年楽天銀行副社長、2014年から代表取締役社長(撮影:梅谷秀司)
2023年4月、東証プライム市場への上場を果たした楽天銀行(5838)。独自ポイントとともに1億人超もの会員を抱える「楽天経済圏」を武器に、日常の決済や振り込み、ローンの支払いなどを一手に担うメイン口座の獲得に邁進する。2023年6月末時点での預金量は約9.5兆円と、上位地銀に比肩する規模を誇る。同社は「中長期ビジョン」において、2027年3月期に預金量20兆円と地銀首位の横浜銀行をも抜く計画を掲げる。ネット銀行としての成長戦略や膨大な預金の運用方針、親会社の楽天グループとの関係性について、永井啓之社長に聞いた。
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一井 純