巨人・戸郷 佐々木朗は「日本一のピッチャー」 WBCの世界一侍が笑顔で交流「人にない独特の感性」
「巨人-ロッテ」(6日、東京ドーム) 巨人の戸郷翔征投手(24)と、ロッテの佐々木朗希投手(22)が、試合前練習の合間に野球談義を交わした。2人は侍ジャパンのチームメートとして、昨年の第5回WBCで世界一を奪回に大きく貢献。戸郷は佐々木について「日本一のピッチャー」と語った。 戸郷は7日のオリックス戦に先発予定。強めのキャッチボール、ダッシュなどの練習後、三塁ベンチに向かった。22年まで巨人に在籍したC.C.メルセデスらとも談笑。その後、1学年下の佐々木朗と笑顔で言葉を交わすと、その語は身振り手振りの野球談義になった。 会話の内容について戸郷は「体の状態とか、トレーニングの話だったりとか、投げている感覚とかですね」と説明。詳細は明かさなかったが「いろんな、あまり聞けないことを聞いていました」と、互いに有意義な時間となったようだ。 戸郷は今季、既に5勝。5月24日の阪神戦(甲子園)では、プロ野球史上89人目の無安打無得点試合を達成した。巨人のエースとして活躍するが、佐々木については「日本一のピッチャー」と称賛。「あれだけ真っすぐが速くて、いい変化球もあって…。考え方もすごく、人にない独特の感性を持っている。本当にいいピッチャーだなと思います」と話した。 佐々木朗は「上半身の疲労回復に少し遅れがみられるため」、5月28日に出場選手登録を抹消。吉井監督は「本当軽い放牧みたいな感じ」とし、復帰登板は6月7日からの広島戦の見込みとなっている。