記者会見でパリ五輪代表選手を発表するバレーボール女子日本代表の真鍋政義監督

　日本バレーボール協会は1日、東京都内で記者会見し、バレーボール女子日本代表のパリ五輪メンバー12人とリザーブメンバーを発表した。古賀紗理那、石川真佑らが順当に選出された一方、リベロは2人体制で、小島満菜美（29）＝NEC＝と福留慧美（26）＝デンソー＝が選ばれた。 　チームの目標は「メダルへの挑戦」。表彰台への鍵を握るのが守備だ。その生命線を支える守備職人「リベロ」に2枠を割いた真鍋政義監督（60）は「2人のスペシャリストを使い分けながら世界と戦って行きたい」と青写真を描いた。 　ムードメーカーでもある小島は相手サーブを受ける「レセプション」が得意で、福留は相手の強烈なスパイクなどを止める「ディグ」が武器。攻守の状況によって、長所が異なる2人を交代で起用し、ディフェンスからリズムをつくっていく。 　福留は「ネーションズリーグも2人で戦ってきたので頑張りたい」と決意をにじませ、小島も「リベロとして勝たせる土台を作るのが大事。役割を全うすることが必要」と肝に銘じた。鉄壁守備で、真鍋監督自身が率いたロンドン五輪以来、3大会ぶりのメダル獲得を目指す。 【五輪内定選手】 ▽セッター　岩崎こよみ、関菜々巳 ▽アウトサイドヒッター／オポジット　井上愛里沙、古賀紗理那、林琴奈、石川真佑、和田由紀子 ▽ミドルブロッカー　宮部藍梨、山田二千華、荒木彩花 ▽リベロ　小島満菜美、福留慧美 ※交替選手　山岸あかね