去年12月、16歳未満の少女をわいせつ目的で誘拐し、性的暴行を加えた罪に問われているアメリカ空軍兵の男の裁判が25日結審し、検察側は懲役7年を求刑しました。 この裁判は、アメリカ空軍嘉手納基地所属の兵長ブレノン・ワシントン被告（25）が去年12月、本島中部の公園で16歳未満の少女を車に乗せて自宅に連れ込み、性的暴行を加えた罪に問われているものです。 25日の論告求刑で検察側は、「少女が16歳未満だと認識した上で、自らの性的欲求を満たすために犯行に及んでいて、身勝手で自己中心的である」と指摘し、少女が受けた被害は重大だとして懲役7年を求刑しました。 いっぽう弁護側は、被告は少女が16歳未満とは知らず、わいせつ目的で自宅に連れ込んだのではなく、性行為などの性的暴行は加えていないとして無罪を主張しています。 最終陳述でワシントン被告は「私は無実です今年１年で全てが私から奪われた自分の人生を取り戻したい」と述べました。 判決は12月13日に言い渡されます。