10日も岐阜で大雪予想、平地でも 東海地方の高速道で一部通行止め
冬型の気圧配置の影響で強い寒気が流れ込み、岐阜県では9日、広い範囲で大雪となった。10日にかけて大雪は続く見込みで、愛知県でも場所によって降雪が予想されている。気象庁などは雪や路面の凍結による交通への影響に警戒するよう呼びかけている。 【写真】重機を使っての除雪作業が行われていた=2025年1月9日午前9時49分、岐阜県郡上市白鳥町、小玉重隆撮影 岐阜地方気象台によると、9日午後5時までの24時間に降った雪は、白川村で42センチ、飛驒市河合で35センチ、郡上市の長滝で17センチを記録した。10日午後6時までの24時間に予想される降雪量はいずれも多いところで、山地で70センチ、平地でも30センチとされている。 気象庁は、愛知県でも10日にかけて局地的に雪が降り、平地でも積雪となるところがあると予想している。 国土交通省中部地方整備局などは、10日午前2時から通行止め予定の区間を発表した。東海地方では、名神高速道路の一宮インターチェンジ(IC)―栗東湖南IC(滋賀県)と、国道21号の楽田交差点(岐阜県大垣市)―西円寺交差点(滋賀県米原市)が対象となる。また、名古屋高速一宮線の清洲ジャンクション―一宮東出口(北向きのみ)では、10日午前6~10時に通行止めを予定している。 同整備局などは、大規模な車両滞留を防ぐため、大雪が予想される地域への車での外出自粛を呼びかけている。やむを得ず外出する際は冬用タイヤの装着、チェーンや飲食物の携行、燃料の補充などを求めている。(辻健治、山田知英)
朝日新聞社