2024年1月に起きた能登半島地震の被災地で、鳥取県が支援した石川県志賀町の町長が鳥取県庁を訪れ、平井知事にお礼とあわせ復興状況を報告しました。 平井知事と握手を交わしたのは、石川県志賀町の稲岡健太郎町長です。2024年1月1日に起きた能登半島地震で、志賀町ではマグニチュード7.6、震度7を観測し甚大な被害が出ました。この被害に対し、鳥取県はのべ640人の職員を志賀町に派遣し、避難所での支援物資の管理など、地震直後から支援にあたりました。 石川県志賀町・稲岡健太郎町長： 大変早い対応していただいたなと思っていますし、派遣していただいた職員の方も大変優秀な方を送り込んで頂いたなと思っております。 稲岡町長の報告では、志賀町の人的被害は、災害関連死を含め10月9日までに15人が犠牲となり、104人が重軽傷を負いました。さらに建物被害は、10月4日時点で全壊2306棟を含む1万7158棟にのぼっています。 石川県志賀町・稲岡健太郎町長： 復旧復興、長い時間、おそらく5年、10年と長いスパンがかかると思っておりますので、引き続きの支援をお願いしたい。 志賀町では、最大20か所以上あった避難所が10月18日に全て閉鎖されたということで、少しづつではあるものの復旧復興へと向かっているということです。 鳥取県は、現在も農業や土木関連の職員3人を派遣していて、志賀町と連絡を取り合いながら2025年度以降も支援を継続するとしています。