『真・女神転生V』が発売された日。2017年の発表時からファンが渇望していたタイトル。魔界となった東京・ダアトの広大なマップを探索するのが楽しかった【今日は何の日?】
※本記事は、2023年11月11日にアップした記事を再編集したものです。 発表から5年の歳月を経て発売された5作目の『真・女神転生』 【記事の画像(10枚)を見る】 いまから3年前の2021年(令和3年)11月11日は、Nintendo Switch用ソフト『真・女神転生V』が発売された日。 『真・女神転生V』は、2016年2月10日に発売されたニンテンドー3DS用ソフト『真・女神転生IV FINAL』から5年ぶりに発売されたシリーズ最新作。 2017年1月13日の“Nintendo Switch 2017 プレゼンテーション”でティザー映像が公開、同年10月23日に正式タイトルが発表され、『III』以来の据え置き機での『真・女神転生』ということでファンは大盛り上がりでした。2021年6月16日の“Nintendo Direct E3 2021”で発売日が発表されるまでかなり期間が空きましたが、ワクワクしながら待っていた人は多いでしょう。 本作の主人公は、東京都内にある全寮制の縄印学園に通う学生。突如トンネルの崩落事故に巻き込まれてしまった主人公が目を覚ますと、目に飛び込んできた景色は、悪魔が跋扈する荒廃した東京。魔界ダアトと呼ばれるそこで悪魔に襲われたところを謎の男アオガミに助けられた主人公は、アオガミと融合して悪魔に対抗する“ナホビノ”になります。この流れは『真・女神転生III -NOCTURNE』の“人修羅”を彷彿させますが、本作の主人公も“人修羅”に負けないような迫力です。 物語は主人公の友人である敦田ユヅルや同級生の太宰イチロウ、ヒロインの磯野上タオといったキャラクターが登場し、東京とダアトの関係は物語の中で驚きの真実が明らかになっていきます。余談ですが、個人的に好きなのは縄印学園の制服。花柄が大きくデザインされており、とてもオシャレです。 本作では、これまでの『真・女神転生』シリーズと同じように、ルートによって展開が変わっていきます。多くは語られないストーリーですが、神話を知っていると「こういう因縁の関係だからこうなるのか」といったことがわかる仕組みになっています。本作をプレイして疑問に思うことがあったら、ぜひ神話や悪魔について調べてみてください。奥深くておもしろいです。 本作は探索しがいのある広大なフィールドも特徴。高速ダッシュやジャンプなどもあり、アクション性が高いので探索が楽しいです。マップは広いですが“龍穴”というファストトラベルも用意されているので快適に遊べます。また、マップ上でアイテムを発見すると知らせてくれる“クエストナビ”の悪魔も登場するので賑やかでした。 バトルは相手の弱点を突くことで大きく有利に展開できる、シリーズ伝統の“プレスターンバトル”。また、本作ならではの要素としては“マガツヒスキル”があり、フィールド探索やバトルでマガツヒゲージを溜めてMAXにすることで、特殊技“マガツヒスキル”が使えます。攻撃だけでなく補助や回復などもあり、非常に頼りになる存在です。 ほかにも、ポイントを消費して覚えることができる主人公のパッシブスキル“神意”や仲魔にスキルを覚えさせる“写せ身”といった要素もあり、やり込みがいのある作品になっています。 今年(2024年)6月14日には、Nintendo Switch、プレイステーション5(PS5)、プレイステーション4(PS4)、Xbox SeriesX|S、Xbox One、PC(Steam)向けタイトル『真・女神転生Ⅴ Vengeance』が発売。こちらは『真・女神転生Ⅴ』のバトルシステムやシナリオなどが進化したパワーアップ版で、新たな要素が多数追加されています。いま遊ぶなら、こちらがおすすめです!