武豊騎手が日本競馬史に新たな金字塔 JRA通算4500勝に「37年以上積み重ねた数字なので重みを感じる」
日本の競馬史に、また新たな金字塔が打ち立てられた。武豊騎手(55)=栗・フリー=が12日、東京2Rウェットシーズンで節目のJRA通算4500勝を達成。デビューから37年2カ月12日、2万4543戦目でメモリアルVを飾ったレジェンドは、表彰台の上でファンの大歓声を浴びると、笑顔で両手を挙げて応えた。 「こうやってジョッキーを続けていられることがすごく幸せ。37年以上積み重ねてきての数字なので重みを感じます。これまでの馬と人に感謝です。デビューしたときはまさかここまで勝てるとは想像もしていなかったですし、感慨深いですね」 JRA・GⅠ81勝、同重賞360勝…。挙げればきりがないほどに、あらゆる記録で史上最多を更新し続ける〝生ける伝説〟。日本ダービーも最多6勝を挙げるが、「まだ足りないですね」と貪欲さに衰えはない。「勝ちたいレースは尽きないですからね。数字も限度はないし、1つでも多い方がいい。次の1勝が目標です」。不世出のスーパースターは、まだまだ伝説を作り続ける。