晴れ晴れとした表情で試験会場を後にする受験生＝富山市内

　富山県立高全日制の一般入試は8日、最終日を迎え、34校82学科で5209人が英語と数学の試験に臨み、全力を出し切った受験生は晴れ晴れとした表情で会場を後にした。県教委によると、2日間の試験で大きなトラブルはなかった。 　富山中部高の探究科学科を受験した上市中の男子生徒は「元日の地震と余震は怖かったけれど、2日から気持ちを切り替えてしっかり勉強できた」と振り返った。富大附属中の男子生徒は「試験が始まるまで緊張したが、前向きな気持ちで力を出し切れた」と笑顔を見せ、富山東部中の女子生徒は「入学したら、外国へ研修に行ってみたい」と意気込んだ。 　県教委によると、8日の欠席者は前日より9人多い39人、体調不良などで特別室で受験した生徒は69人。追試験は12日に各校で行われ、追試を受けられなかった場合の対応はない。 　合格発表は15日午後0時半、各校で番号を掲示するほか、県ホームページでも午後1時ごろから発表する。