軽くて機能的な「マウンテンハードウェア」の必携パーカ「コアエアシェルフーディ」
「『コアエアシェルフーディ』の優れた防風性、通気性、ストレッチ性は素材の『パーテックスカンタムエア』に由来しています。世界に誇る日本の技術ですが、超極細糸を高密度に織ることで防風性と通気性を両立させています。糸の段階でも「仮撚加工」といって、ポリエステルの長繊維に撚りをかけ、熱で撚りを戻す加工を施すことで、ふわっとした風合いとストレッチ性を持たせています」 素材自体の性質に由来するから、機能が持続する。「マウンテンハードウェア」の製品は、おしなべて耐久性が高いのも特長だが、「コアエアシェルフーディ」も耐久性が高くタフに使いこなせる。
完全防水ではないので、激しい雨の中で継続的に行動する場合は雨具を活用するべきだが、多少の天候の変化を一時的にしのぐには十分な撥水性を備えている。面白いのは、『エアシェル』自体が通気性を備えているので、上から雨具を重ねても透湿性が損なわれず、快適な中間着になること。 「従来のウインドシェルや防風フリースといった防風アイテムは通気性が低かったので、激しい雨が降ってきて雨具を着なきゃという場合に、ミドルレイヤーとして着たままだと蒸れてしまうから一度脱いで雨具を着る必要がありました。『コアエアシェルフーディ』は通気性が高いので、ミドルレイヤーとして着たまま雨具を重ねることができます」
それ自体の撥水性を頼りにアウターとして小雨をしのぐか、通気性を生かしミドルレイヤーとして雨具と併用するか、状況に応じて活用できる。着用時の利便性だけでなく、バッグに入れて持ち歩く上でも、軽量コンパクトなので負担にならない。
「右のサイドポケットに全体が収まるパッカブル仕様で、だいたいポケットティッシュ2個分のサイズになります。急いでいるときは単に丸めてバックパックのメッシュポケットなどに入れておいてもいいですね。普段使いの羽織りものとして、通勤バッグなどに入れておいても便利です」 山歩きも、登り始めは肌寒いからベースレイヤーの上に『エアシェル』を着るといいし、ある程度、身体が温まっても蒸れにくいので快適に行動できる。いよいよ暑く感じてきたら脱いでバッグに収め、稜線などで風に吹かれたら身体が冷えるのを避けるために着る。状況の変化に応じてこまめに脱ぎ着するのは本来煩わしいことだが、このアイテムなら気にならない。