ペイサーズがバックスを下し1勝1敗…37得点のシアカム「ハングリーでいなければ」
4月24日(現地時間23日、日付は以下同)、インディアナ・ペイサーズは敵地フィザーブ・フォーラムでミルウォーキー・バックスとのプレーオフ第1ラウンド第2戦に臨んだ。 イースタン・カンファレンス6位シードとしてプレーオフに臨むペイサーズだが、第1戦はバックスのデイミアン・リラードに前半だけで35得点を献上してしまい、94-109で敗北を喫している。2018年のプレーオフ第1ラウンド第7戦でクリーブランド・キャバリアーズに敗れて以降、プレーオフでの連敗記録を10に伸ばしてしまったペイサーズだが、連敗記録を止めプレーオフ第2ラウンド進出に望みをつなげるべく、第2戦に挑んだ。 試合は序盤から両チーム譲らない展開が続く中で、ペイサーズがわずかなリードを保ち60-55で前半を終えた。後半に入っても接戦は続き、一時はバックスに1点差まで詰め寄られることとなったが、リードを守ったペイサーズは第4クォーターに得点力を爆発させ、最終スコア125-108で大勝した。 ペイサーズは、パスカル・シアカムが37得点11リバウンド、タイリース・ハリバートンが12得点12アシストとそれぞれダブルダブルを記録。その他、マイルズ・ターナーが22得点7リバウンド3ブロック、アーロン・ネスミスが11得点7アシスト、アンドリュー・ネムハードが20得点をマークしている。 この試合両チーム最高となる37得点を記録したシアカムは、22日の第1試合でも36得点13リバウンドのダブルダブルを達成。高い得点力を武器とするペイサーズの中で、ひときわプレーオフにおける本番強さを立て続けに発揮している。シアカムは試合後のインタビューで、プレーオフの戦い方についてコメントした。 「僕たちはハングリーなチームでいないといけない。何かを見せつけてやりたい、成し遂げたい、という気持ちで試合に臨むチームでいなければ。それがバックスと対戦する上であるべき姿勢だよ。彼らは、成し遂げたチームだからね」 バックスが2020-21シーズンのチャンピオンであることを踏まえたシアカムのコメントには、プレーオフの優勝経験者と対峙する上でのメンタリティが表れていた。そう語るシアカムも、トロント・ラプターズの一員として2018-19シーズンのチャンピオンに輝いた経験がある。ペイサーズのリック・カーライルヘッドコーチは、比較的若い選手で構成されているペイサーズのメンバーにとって、優勝経験者であるシアカムの存在は大きいと語っている。 「プレーオフにおける彼の経験はとても貴重なものだ。彼は、何事に対しても動じない。1月に彼を獲得してから、彼が動揺していることを見たことがないんだ。彼は、チームの信頼と尊敬を受けるに値する選手だよ」 1月にトレードでラプターズからペイサーズに移籍したシアカム。高い得点能力とプレーオフの経験を基に、ハリバートンら若いスター選手たちとともにペイサーズを高みへ連れていくことができるか。 ペイサーズとバックスの第3戦は、会場をインディアナに移して27日の6時30分にティップオフ予定。 ■試合結果 インディアナ・ペイサーズ 125-108 ミルウォーキー・バックス IND|30|30|32|33|=125 MIL|26|29|28|25|=108
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