オリックスがFA糸井の人的補償で阪神から金田和之投手を獲得!
オリックスがFAで阪神に移籍した糸井嘉男(35)の人的補償として来季5年目となる右腕の金田和之投手(26)を獲得することが15日、決定した。すでに阪神サイドに通告を終え、今日16日に正式発表される。 当初、オリックスは、内野手、左の中継ぎ投手にターゲットを絞っていた。日ハムからFAをした陽岱鋼の獲得に失敗したことで外野手にも広げて「現時点で故障の心配がなく1軍の選手になる選手」という条件で阪神から提出されたリストを元に検討を行っていた。この日、最終的な編成会議を行い、ファームで対戦していた田口2軍監督の意見などを参考にした上で、1軍での先発、中継ぎ両方の経験がある若手の本格右腕、金田に白羽の矢を立てた。 金田は都城商業高時代には甲子園出場はなく、大阪学院大学へ進み、2012年のドラフト5位で阪神に入団した。ルーキーイヤーは1軍登板はなかったが、140キロ後半の球威と動くストレートを武器に2014年には開幕から中継ぎとして活躍、7月22日の巨人戦では延長戦に入って救援マウンドに立ち、史上36人目の1球で勝利投手となり、8月後半からは先発ローテーションに入り5勝1敗の数字を残した。 昨年、今年と、キャンプから第5、第6の先発候補として期待されていたが、細かい制球力に欠けチャンスをつかむことができなかった。しかし金本監督も、その潜在能力を高く評価。今季は、中継ぎで6試合の登板しかなかったが、9月30日の巨人戦では9回に登板してラッキーな1勝を手にしていた。