「すねの内側が痛い」運動部の新入生、この時期多い…スポーツ障害「シンスプリント」とは?
小林キャスターもシンスプリントの症状なのでしょうか? 山崎整形外科クリニック 山崎大輔 院長 「そうですね、最近ランニングを始めて、すねの内側で痛みが出ているということであれば、シンスプリントの可能性が高いです」 それでは、シンスプリントにならないためにはどうしたら良いのか。そして、シンスプリントになってしまった時のケアはどうすれば良いのでしょうか? 山崎整形外科クリニック 山崎大輔 院長 「足首のヒラメ筋を伸ばすストレッチ。通常のアキレス腱のストレッチと違って膝を曲げた状態で足首を起こします。すねの内側についている筋肉を伸ばすストレッチになります」 このストレッチを、両足それぞれ30秒ほど日々行うのに加えて、運動の後に炎症を起こしている部分を氷を使って冷やす「アイシング」も、すでに出ている痛みを抑制する効果が期待できるとのこと。 そして… 山崎整形外科クリニック 山崎大輔 院長 「タオルを使い今度は土踏まずの筋肉。足底筋膜を強化する訓練になります」 タオルを足の指で手繰り寄せるような動きを、5分から10分程度、毎日継続して行うことも、シンスプリント予防とケアに有効だそうです。 山崎整形外科クリニック 山崎大輔 院長 「土踏まずがしっかりすれば、すねの内側にかかる負担も減るので、予防になると思います」 山崎医師によると、シンスプリントだからといってすぐに部活の練習をやめることはないそうですが、悪化させないためにも、日々の適切な運動量を部活の顧問などと一緒に考える必要があるということです。 山崎整形外科クリニック 山崎大輔 院長 「試合前とか大会前、部活を休みたくないというのはあるし、本番でしっかりしたパフォーマンスをするには、十分なケアをしながら本番に臨んでいただけたらいいのかなと思います」 また、シンスプリントと症状は似ていますが、同じような痛みで、足が「疲労骨折」している場合があるということで、このような際は安静にしておいたほうが良いとのこと。足の痛みや異変を感じたらまずは、整形外科などでの受診をしてほしいと注意を呼び掛けています。
山陰放送