「必ずホシを挙げる!」と聞こえてきそう!?『ブギウギ』なのに…捜査一課長のドラマみたい 内藤剛志、刑事役に起用のワケ
今週放送中の『ブギウギ』第24週「ものごっついええ子や」。本日3月13日放送された114回でスズ子(趣里)は、「娘の命が惜しければ3万円出せ」と書かれた、愛子(このか)の誘拐をほのめかす脅迫状を発見して生きた心地がしない。大野(木野花)が警察に電話をすると、高橋(内藤剛志)ら刑事3人がスズ子の家にやってきた。内藤剛志が演じる刑事役……と聞くと、つい某民放局の人気ドラマを思い出してしまうのだが、それをふまえてのキャスティングだったのだろうか。高橋を演じる内藤剛志の魅力と、「誘拐恐喝未遂」のエピソードについて、制作統括の福岡利武さんに聞いた。 【写真】内藤剛志演じるベテラン刑事…“手練れ”感がハンパじゃありません!!
「どこかの刑事を思い出す……そこも含めて楽しんでいただければと」
「これはもう、視聴者の皆さんが『あちら』を思い出されても致し方ない、そんなところも含めて楽しんでいただければ、という思いでオファーさせていただきました。『誘拐恐喝未遂事件』は、スズ子のモデルである笠置シヅ子さんの身の上に実際起こったことで、幸い被害もなく犯人は逮捕されたとのことですが、『とても怖い思いをした』と笠置さんの著書に書かれていました。このエピソードに脚本の足立紳さんが強く感じ入られて、ぜひ挑戦したいということで、高橋役としてすぐにお名前が浮かんだのが内藤さんでした」 刑事役としてこれほどしっくりくる、また安心感のある配役もないが、撮影の様子はどうだったのか。 「内藤さんは大阪のご出身ということもあり、NHK大阪局の朝ドラの撮影をとても楽しんでくださったようです。内藤さんとしてはお得意の領域、お得意の“空気感”ですので、現場でも『こうしたらどうか』『こんなふうにしてみたい』と様々なアイデアを出していただきながら撮影しました。『その場をしっかり任せられる』という空気を作っていただいたので、設定としては緊迫したシーンですが、趣里さんもとてもリラックスして撮影を楽しんでいらっしゃいました。シーンには内藤さんのアドリブもたくさん入っています」 いまだ足跡を掴めていない犯人(水澤紳吾)は、ずいぶんと訳ありのようだが……。果たして高橋刑事は“ホシを挙げ”てくれるのか、彼の辣腕に期待しつつ、明日の展開をお楽しみに。 ◇ ◇ 『ブギウギ』 【出演】趣里 水上恒司/草彅剛 蒼井優 菊地凛子 生瀬勝久 小雪 水川あさみ 柳葉敏郎 ほか 【主題歌】「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里 【脚本】足立紳 櫻井剛 【音楽】服部隆之 【語り】高瀬耕造(NHK大阪放送局アナウンサー) 【放送時間】 ▽NHK総合 毎週月曜~土曜 前8:00~8:15/(再)後0:45~1:00(※土曜は一週間を振り返り) 毎週日曜(再)前11:00~11:15 翌・月曜(再)前4:45~5:00(※日曜、翌・月曜は、土曜版の再放送) ▽NHK BS・NHK BSプレミアム4K 毎週月曜~金曜 前7:30~7:45 毎週土曜(再)前9:25~10:40(※月曜~金曜分を一挙放送) (まいどなニュース特約・佐野 華英)
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