大規模災害に備えて 中学生が無線機の使い方をマスター!/奈良
南海トラフ地震などの大規模な災害に備え、非常時に通信を行うための訓練を、下北山村の中学生が体験しました。 生徒たちが使っているのは、災害時に連絡手段として使用する無線機です。大規模な災害が発生した際、下北山村などの山間地域では、都市部からのアクセスが限られることなどから、避難誘導や救助活動における連絡を、地域の住民が自分たちで行うことが必要になると予想されていますそのため、非常時にスマートフォンよりも安定した連絡が可能な、無線機の役割が重要となります。電波教室には、下北山村の中学生8人が参加して無線機の使い方の説明を受けたあと、グラウンドや校舎内の離れた場所で通話する体験に臨みました。生徒たちは、はじめは話し手の判別や話しだすタイミングに苦戦する様子もありましたが、すぐに慣れ、使い方をマスターしていました。 総務省 近畿総合通信局 藤田清太郎局長 「こういったことをきっかけに、家庭の中でも学校でも、普段から防災に対して関心を高く持っていただければと思っています」