インテル、指揮官の兄を解任の最下位サレルニターナに圧勝もインザーギは「家族の敵討ち?」との質問に困惑 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】首位インテルのシモーネ・インザーギ監督が、日本時間17日に行われたセリエA第25節インテル対サレルニターナ戦終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返った。 【動画】まさかここから...驚愕の超ロング弾!【ディマルコ(インテル)】
前節でローマとのビッグマッチを制し、スクデット争いで単独首位を走るインテル。日本時間17日、最下位サレルニターナをホームに迎えると、17分のマルクス・テュラムの先制点を皮切りに4得点を挙げ、4-0と圧勝した。公式戦8連勝を飾り、2位ユヴェントスとの差を暫定10ポイントとしたインテルの指揮官シモーネ・インザーギは、『ダゾーン』のインタビューで満足感を示した。 「試合へうまくアプローチすることが大切だが、選手たちは素晴らしかった。サレルニターナは、ナポリやミランとの対戦のように、我々と同じレベルの重要なチームにとって問題となるチームだ。だからこそ、高い意欲で真剣な試合をしなければならないことは分かっていた。最初のチャンスでゴールを挙げることができなかったが、選手たちはあきらめず、気を落とすことなく、90分間にわたって高い集中力を保つことができた」 「ここまで素晴らしい成績を残しているが、同様に良い成績を収めているチームは他にもある。長い戦いだが、常に高い集中力を保たなければならない。これから過密日程も待っていて、さらに難しくなるが、うまく困難に対して向かっていかなければならない」 3年目を迎えたインザーギ体制、今シーズンは“セリエA最強”との呼び声も高い。インテル指揮官は、自身の指揮下で“最も美しいインテル”かどうかを問われると、見解を示した。 「非常に良いプレーをしているが、それは難しい。総括はシーズン終了後にするべきものだ。ここまで素晴らしい成績だが、ここで立ち止まるべきではない。これから長い戦いの中で落とし穴が待っているはずで、そこで違いが出てくる。高い集中力を保たなければならない」 対戦相手のサレルニターナは、前節終了後にインテル指揮官の兄フィリッポ・インザーギを解任したばかり。インテル指揮官は、4-0での大勝を「家族の敵討ちか」と問われると言葉を濁した。「サレルニターナに関しては、兄がすでに話をしたはずだと思う。今日の勝利は、もっぱらインテルだけのものだ。我々は勝利を求めていた」と語った。