堂本剛、あんみつに夢中!「黒蜜はステージドリンクでいい」
アーティスト・俳優の堂本剛が19日、都内で行われた27年ぶりの単独主演映画『まる』公開記念舞台あいさつに登壇し、初めて携わった映画音楽の制作裏話や、急にハマったというあんみつへの愛などを語った。この日は、綾野剛、小林聡美、吉岡里帆、森崎ウィン、戸塚純貴、荻上直子監督も来場した。 【フォトギャラリー】堂本剛、唯一無二の存在!インタビュー撮り下ろしカット 本作は、『かもめ食堂』『彼らが本気で編むときは、』などの荻上が監督を務め、『ファンタスティポ』などの堂本が主演を務めたドラマ。現代美術家のアシスタントとして仕事を淡々とこなす日々を送っていた主人公・沢田(堂本)が、ある出来事をきっかけに日常を○(まる)に浸食されるようになる。
主題歌「街 (movie ver.)」も担当した堂本。当初、「この映画はフィルムで撮っていることもあり、役者さん一人一人の呼吸や間がたっぷり使われていて、その間が音楽になっていましたので、音楽をつけなくていいんじゃないですかね? と監督に伝えた」という。しかし、荻上監督から「ここと、ここと、ここには欲しいです」と伝えられたため制作に臨んだことを明かし、「非常に悩みました。初めて映画音楽を作らせていただきましたが、とても難易度の高い仕事でした」と吐露しつつも、「貴重な経験をさせていただきました」と充実した表情をのぞかせた。
また、劇中の「売れないアーティストに価値なんてない」「いつまでも純粋でいることは~」という台詞をあげ、「いろんな考えがめぐりました。アーティストの方じゃなくても、いろんな気持ちになるんじゃないかな」としみじみと語る堂本。
荻上監督は、ずっと受け身だった沢田が「僕が……沢田です」と前に出てくるシーンが好きだと話すが、堂本は試写を観た知人から「あれは志村(けん)の間だ」「『あたすが(変なおじさんです)』の間ってことでよろしいですか?」とイジられた」と告白。その後、堂本は試写を観直したそうで、「『あたすが……』の間でしたね」と納得したと打ち明け、観客の笑いをさらった。